(『天然生活』2024年6月号掲載)
米粉と白あんを混ぜ込んで蒸した「浮島」
日本茶インストラクターでもある菓子研究家の本間節子さんに、お茶を楽しむお菓子「煎茶とレモンの浮島」のレシピを教えてもらいました。
煎茶とレモンの風味が意外にも合う組み合わせ。
白あんベースの生地なので、日本茶のお茶請けにぴったりです。
煎茶とレモンの浮島のつくり方

材料(15×14cm流しかん1台分)
〈煎茶生地〉 | |
● 煎茶 | 5g |
● 水 | 10mL |
● 白あん | 120g |
● 卵黄 | 1個分 |
● 米粉 | 10g |
● レモン汁(色止め用) | 2滴ほど |
〈レモン生地〉 | |
● 白あん | 120g |
● レモンの皮 | 1/2個分 |
● 卵黄 | 1個分 |
● 米粉 | 10g |
● 卵白 | 2個分 |
● 砂糖(上白糖) | 40g |
下準備
● 流しかんにオーブンペーパーを敷く。
● 蒸し器に湯を張る(せいろを準備する)。
つくり方
1 煎茶生地をつくる。ボウルに煎茶の葉をざるでこして(または細かくつぶして)入れる。水を加えてひたす。お茶の葉が開いたらレモンの汁と白あんを加え混ぜ、卵黄、米粉の順に加えよく混ぜる。
2 レモン生地をつくる。別のボウルに白あんを入れる。レモンの皮をすりおろし、半量を混ぜる。卵黄を加えよく混ぜたら米粉を加え混ぜる。
3 別のボウルに卵白と砂糖を入れてハンドミキサーでツノがピンと立つまでよく泡立てる。
4 3の半量を1のボウルに入れてゴムべらで混ぜる。型に流し入れ表面を平らにならす。
5 3の残りを2に加えゴムべらで混ぜ、4の型に流し入れ表面を平らにならす。表面に2のレモンの皮のすりおろしの残りを散らし、温まった蒸し器(せいろ)に入れ中火で15分、弱火にして10分蒸す。
6 でき上がったら網の上に取り出し、型からそっと外して冷ます。
使用したお茶
日本茶AWARD2023ファインプロダクト賞受賞
プレミアムティーバッグ

急須で淹れるお茶と変わらない味を表現。コクがありながらものど越しのよい味わい。
山亜里製茶
☎ 0537-86-3221
https://yamaari.com//
〈料理/本間節子 撮影/星 亘 スタイリング/竹内万貴〉
本間節子(ほんま・せつこ)
お菓子研究家、日本茶インストラクター。少人数制のお菓子教室「atelier h」主宰。ほか、雑誌や書籍でのレシピ提供やイベントなどで活躍中。著書に『atelier h 季節の果物とケーキ』(主婦の友社)。https://atelierh.jp/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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