湿度が高くなる梅雨は、豆類で体内の水分調節を
梅雨時分になると、体の中にも湿気がたまってきます。
体の水分や血液の流れが滞って、むくんだり、胃腸の調子が悪くなったりします。
まずは、体内の湿気を取り除くことが大切です。
豆類は体の湿度の調節をしてくれます。
旬のそら豆と、緑豆からつくられる春雨を使ったスープで除湿。
そら豆と玉ねぎは胃腸の調子も整えます。
仕上げにカレー粉をぱらり。
カレー粉のいい香りで体の中の気を流して、スッキリさせましょう。
「そら豆と春雨のおつゆ」のつくり方

材料(2人分)
● そら豆 | 15~16粒 |
● 新玉ねぎ | 1/5個 |
● 緑豆春雨 | 適量 |
● チキンスープ | 400mL |
● 塩 | 適量 |
● ごま油 | 小さじ1 |
● カレー粉 | 少量 |
つくり方
1 そら豆は薄皮に切り目を入れてさっと茹で、薄皮をむく。新玉ねぎは薄切りにし、春雨は水で戻しておく。

2 鍋にごま油を入れて新玉ねぎを炒め、しんなりしたらチキンスープとそら豆、もどした春雨を加えて2分ほど煮る。塩で味を整えて器に注ぎ、カレー粉を散らす。


荒木 典子(あらき・のりこ)
料理家。国際中医薬膳師。青果卸を営んでいた料理上手の祖母と、母の影響で食に関心のある環境で育つ。神戸女学院大学文学部を卒業してフランスへ留学し、帰国後調理師学校にて料理の基礎を学び、調理師免許を取得。その後、上京して料理本の編集者として働いたのち、2007年に料理家として独立。
現在は書籍やテレビの仕事を中心に、企業へのレシピ提供、料理店の監修などの仕事とともに、和食のお料理教室を主催。季節のていねいでシンプルな料理をモットーに、家庭でできる日本料理と洋食などレシピを提案する。また、おせち料理をライフワークとし、ほかにお雑煮の会を主催。著書に『いちばんくわしい 基本のおせち料理』『炊き込みごはん』(ともに成美堂出版)などがある。
インスタグラム:@aranoric
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