家族も自分も無理なく、心地よく暮らせるような整理整頓術を提案しているOURHOMEを主宰するEmiさん。自分や家族の暮らしに合わせて、柔軟に仕組みを変えながら、そのときどきの「ちょうどいい」を探す。そんなEmiさんが実践している方法や考え方のコツを教えてもらいました。今回は、小さな気づきを積み重ねながら、無理なく整えるためのヒントご紹介します。
（『天然生活』2024年7月号掲載）
（『天然生活』2024年7月号掲載）
Emiさん流、心地よく暮らすための整理術
日頃から、暮らしに潜む「もやもや」をメモしておく
まず大事なのは「何だかすっきりしないこと」を具体化すること。Emiさんは部屋別に手帳に書き出しています。
「たとえばキッチンなら“包丁の収納が面倒”、トイレなら“トイレットペーパーの替えが取りづらい”など。実際にその場所に行って考えるのがコツです」
これらを1個ずつ解決していくことで「すっきり」に近づきます。
「そもそも、わが家に必要？」と買い物時には、疑う心を忘れない
「評判がいいから」「みんなが持っているから」といった理由でものを買っていませんか？
Emiさんは買い物の際、「自分の家にフィットするかどうか」、一度フィルターに通すようにしています。
「たとえば掃除用洗剤。以前は場所別に専用洗剤を買っていましたが、わが家ではこんなに必要かな？ と思い、1種類に絞りました」
＜取材・文／嶌 陽子 イラスト／清沢佳世＞
Emi（えみ）
「OURHOME」主宰。整理収納アドバイザー。企業との共同開発など多方面で活躍。Voicyにて「暮らす働く“ちょうどいい”ラジオ」配信中。著書に『今日から変わる、わたしの24時間』（大和書房）など。インスタグラム@emi.ourhome
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
