(『季節を味わう 保存食手帖』より、『天然生活web』初出2021年6月1日)
実山椒の「しょうゆ漬け」のつくり方

材料(つくりやすい分量)
● 実山椒 | 100g(正味) |
● しょうゆ | 約140mL |
つくり方
1 実山椒は、「実山椒の塩漬け」の1~4同様に下ごしらえをする。
2 ざるに上げて水気をよくきり、煮沸消毒したビンに入れて、しょうゆをひたひたに注ぐ。ふたをして常温に2週間ほど置き、味をなじませる。

メモ
冷暗所に2週間ほど置いて、味がなじんでからが食べ頃。実山椒にしょうゆが完全にかぶる状態で、冷暗所で1年ほど保存できます。
本記事は『季節を味わう 保存食手帖』(扶桑社)からの抜粋です
〈撮影/広瀬貴子〉

飛田和緒(ひだ・かずを)
1964年、東京生まれ。高校3年間を長野で過ごす。現在は、海辺の街に夫、娘とともに暮らす。祖母の料理から引きついだ東京の味、母や友人によって知った長野の味、自身が暮らす湘南の味、その土地ごとの味と素直に向き合いながら、日々の食卓で楽しめる家庭料理、保存食をつくり続ける。近著に『おとなになってはみたけれど』『くりかえし料理 』(ともに扶桑社)。
Instagram:@hida_kazuo
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料理家・飛田和緒さんが25年間つくり続けている保存食のレシピ集が「令和版」に進化した決定版です。
夏は梅干しや梅酒、冬は味噌。季節を感じながら、つくること、味わうことの楽しさが伝わる、保存食レシピ本のパイオニア『保存食手帖』が大幅リニューアル。
書き込める「手帖スタイル 」も健在。年1回しかつくらないものも多いから書き込み欄のメモを充実させて、自分の味を深めていく使い方が好評です。
「私自身もこの本をとても頼りにしていて、まず本を開いて昨年のメモを読み返したりしながら、素材の入荷状況を確認したり、注文したりして、作業に入ります」(著者)