• 本当に好きなもの、必要なものだけに囲まれて暮らす、フランス人作家のドミニック・ローホーさん。モノを減らすことは、心地よさと節約を同時にかなえること。ドミニックさんの“暮らしを小さくする知恵”から、今の暮らしに活かせるヒントを教わります。
    (『天然生活』2024年7月号掲載)

    豊かな節約のためのアイデア

    出費も減って、なおかつ自分自身や周りが心地よくなることとは?

    今日から始められる、楽しくて実用的なアイデアを紹介します。

    掃除の道具は最小限で

    画像: 掃除の道具は最小限で

    お店に行くと本当にさまざまな掃除道具と洗剤がありますね。

    わが家の掃除道具は長年使っている雑巾1枚だけ。それとテーブルをふく布巾1枚、食器用布巾1枚でまかなっています。

    洗剤も何にでも使える1種類だけです。細かいすき間をきれいにするときは、お箸に雑巾を巻いて使うなど、道具がなくても工夫次第で掃除できるもの。

    掃除道具が少ないとその分出費も減るし、収納もバスケットにまとめて入れておくだけ。

    管理しやすく、とても快適です。

    同じ洋服を着倒す

    画像: 同じ洋服を着倒す

    春夏は「ユニクロ」のTシャツを5枚、秋冬は「ユニクロ」のメリノウールのセーターを4枚、これに「ヨウジヤマモト」のパンツを一年中。

    私は1年間、ずっとこれで過ごします。トップスの色は大体黒か白で、たまにグレーを加えるくらい。

    Tシャツが古くなってきたら庭いじりのときに着るようにして、もう着られなくなったら同じものを買い足します。

    自分のスタイルを決めておけばコーディネートにも迷わないし、服選びのストレスもありません。



    <取材・文/嶌 陽子 イラスト/松尾ミユキ>

    ドミニック・ローホー(どみにっく・ろーほー)
    フランス生まれ。ソルボンヌ大学で修士号を取得し、イギリスやアメリカ、日本で教鞭をとる。ものにとらわれず心豊かに暮らすシンプルな生き方を自ら実践しながら提唱し、著書は各国でベストセラーに。『シンプルに生きる』(幻冬舎)、『成熟とともに限りある時を生きる』(講談社)など著書多数。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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