夏みかんのむき方
1 果肉ぎりぎりのところで天地を切る。

2 果肉が少し見えるくらいのところに包丁を入れて厚めに皮をむく。

3 ワタは果肉がつぶれないように、包丁を軽く握って滑らせるようにむく。

4 房の皮のぎりぎりのところに包丁を入れて、果肉を取り出す。


5 皮は実がついているので手で絞って果汁をとる。種は取り出す。

甘夏みかんのはちみつ漬けのつくり方

塩を少し加えることで味が引き締まり、大人の味わいに。
材料(つくりやすい分量)

● 甘夏みかん | 1個 |
● はちみつ | 大さじ3 |
● 塩 | 少々 |
● 粉山椒 | 少々 |
つくり方
1 ボウルに甘夏みかんの果肉と果汁を入れ、塩、はちみつを加え、よくあえる。

2 器に盛り、粉山椒をふる。
甘夏みかんのこと

甘夏みかんは3月から6月にかけて旬を迎え、初夏の訪れを告げる果物として親しまれています。甘夏みかんは日本原産の柑橘類で、主に山口県や和歌山県などで栽培されています。果実は大きく、厚い皮とさわやかな酸味、ほのかな甘味が特徴です。ビタミンCやクエン酸が豊富で、疲労回復や美肌効果も期待できます。
生食のほか、砂糖漬けやマーマレード、ジュースなどにも利用され、さっぱりとした味わいが暑い季節にぴったりです。皮の苦みがあるため、料理に使う際は包丁でむくといいでしょう。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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