シスターたちが自給自足の生活を送るスペインの修道院のつつしみ深い暮らしと料理は、心と体をやさしく包んでくれます。料理家の丸山久美さんに、スペイン修道院の夏の味「なすと玉ねぎの炒めもの」のつくり方を教わります。
(『天然生活』2020年7月号掲載)
(『天然生活』2020年7月号掲載)
スペイン修道院の夏の味
なすと玉ねぎの炒めもののつくり方
オレガノやタイムなどのハーブ類を加えてもおいしい。
夏によくつくるシンプルな炒めもの。現地では米なすを使います。

材料(2人分)
● なす | 3本 |
● 玉ねぎ | 1/2個 |
● にんにく(小さめのもの) | 1片 |
● オリーブオイル | 小さじ2 |
● 塩、黒こしょう | 各適量 |
つくり方
1 なすはへたを切り落として横半分に切り、さらに縦半分に切る。塩を入れた水に5分ほどひたし、水けをふく。玉ねぎとにんにくは粗みじんに切る。
2 フライパンにオリーブオイルを入れて弱火にかけ、玉ねぎとにんにくを炒める。しんなりとして甘味が出てきたらなすを加え、さらに炒める。
3 水大さじ1~2(分量外)を加えてなすがしんなりするまで炒め、塩、こしょうで味をととのえる。
〈料理/丸山久美 撮影/清水奈緒 スタイリング/荻野玲子 取材・文/土屋 敦〉
丸山久美(まるやま・くみ)
料理家。東京生まれ。スペイン家庭料理教室「mi mesa」主宰。1986年からスペインのマドリードに14年滞在し、家庭料理を学ぶと同時に修道院めぐりを始める。著書に『修道院のお菓子』(扶桑社)ほか。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです