• 暑い時季は調理時間を減らしたいものです。冷蔵庫につくりおきがスタンバイしていれば、時短になり、バリエーションも広がります。今回は、料理家のこてらみやさんに、夏にぴったりの「カポナータ」のつくり方を教わります。アレンジの幅が広く、冷蔵庫にストックがあると安心できます。
    (『天然生活』2021年7月号掲載)

    「カポナータ」のつくり方

    画像: 「カポナータ」のつくり方

    たっぷりの野菜にオイル、塩、ビネガーだけで調味したシンプルレシピ。

    だらだら煮ると野菜の食感が損なわれるので火加減を忠実に守って。

    材料(4人分)

    ● 玉ねぎ1個(240g)
    ● 赤パプリカ1個(160g)
    ● トマト2個(400g)
    ● なす2本(200g)
    ● ズッキーニ1本(150g)
    ● にんにく(みじん切り)1かけ分
    ● レーズン大さじ3
    ● タイム(あれば)3~4本
    ● 白ワインビネガー(または酢)大さじ1
    ● オリーブオイル大さじ3
    ● 塩適量

    つくり方

     玉ねぎ、パプリカ、トマトはざく切り、なすとズッキーニは1.5cm厚さのいちょう切りにする。

     フライパンにオリーブオイル、にんにく、玉ねぎを入れて中火で炒める。玉ねぎが透きとおったらズッキーニ、パプリカ、なすを加え、塩小さじ1/2をふって炒める。

     なすが油を吸ってしっとりしたら、ふたをして弱めの中火で5分煮る。トマトとレーズンを加えてさっと混ぜ、タイムをのせてふたをしてさらに5分煮る。

     白ワインビネガーを加えて強めの中火にかけ、ときどき底から混ぜながら野菜から出た水分を煮詰める。

     水分がほとんど飛んだら塩で味をととのえ、粗熱をとって保存容器に入れる。

    保存期間:冷蔵庫で4~5日



    <料理・スタイリング/こてらみや、撮影/林 紘輝、構成・文/結城 歩>

    こてらみや
    料理家。著書に『魔法のびん詰め』(三笠書房)や『おかずのもと』(翔泳社)などがあり、季節の保存食や常備菜づくりが得意。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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