• 坂田阿希子さんに、ごちそうピクルス「玉ねぎとハムのピクルス」「カリフラワーとうずらの卵のピクルス」のつくり方を教えてもらいました。スパイスやハーブの風味、それをきわ立たせるビネガー選び。酸っぱすぎずにおいしい理由は、素材の味を存分に引き出すことができたから。『天然生活web』に掲載された記事の中から、夏におすすめのとっておきの保存食レシピを紹介します。
    (『天然生活』2014年9月号掲載/『天然生活web』初出2019年8月19日)

    ごちそうピクルス2品のつくり方

    画像: ごちそうピクルス2品のつくり方

    *各レシピのお酢と水の分量は、基本のつくり方の量です。酸味を抑えたい方は、お酢と水を足したときの量がレシピと同量になるよう、カッコ内(mL)の幅で、それぞれの量をご調整ください。

    玉ねぎとハムのピクルス

    しゃきしゃきとした玉ねぎに、ハーブとスパイスを利かせて。ハムが入るとほどよいコクが出て、満足感が生まれます。

    材料(つくりやすい分量)

    ● 玉ねぎ2個
    ● ハム100g
    ● ディル1パック
    ●〈ピクルス液〉
    ・米酢(または穀物酢)100mL(70~100mL)
    ・水100mL(130~100mL)
    ・セロリシード小さじ2
    ・砂糖大さじ1
    ・粗塩大さじ1
    ・白こしょう(粒)小さじ2

    つくり方

     玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。ハムは半分に切ってから、さらに1cm幅に切る。

     鍋にピクルス液の材料をすべて入れて火にかけ、沸騰させる。

     清潔なびんにを入れ、熱いピクルス液を注ぎ入れる。ざく切りにしたディルを加えてひと混ぜし、冷ます。粗熱が取れたら、ふたをして冷蔵庫で保存する。

    ※ 食べ頃:1日後から。
    ※ 保存期間:冷蔵庫で2~3週間。

    カリフラワーとうずらの卵のピクルス

    カレー粉を使った、スパイシーな変わり種ピクルス。色が鮮やかに出るように、素材は白いものを選んで。

    材料(つくりやすい分量)

    ● カリフラワー1株
    ● うずらのゆで卵10個
    ● しょうが(スライス)1片分
    ● 〈ピクルス液〉
    ・アップルビネガー200mL(150~200mL)
    ・水200mL(250~200mL)
    ・クミンシード小さじ2
    ・カレー粉小さじ1
    ・ターメリックパウダー小さじ1/2
    ・ローリエ1枚
    ・赤とうがらし(へたを取り、種を抜く)1本
    ・砂糖30g
    ・粗塩大さじ1

    つくり方

     カリフラワーは小房に分け、熱湯で20~30秒ゆでる。

     鍋、またはフライパンでクミンシードをから炒りする。香りが出てきたら、カレー粉、ターメリックを加え、さらに香りを出す。

     にアップルビネガーと水を加えて煮立て、ローリエ、赤とうがらし、砂糖、粗塩を加えたら火を止める。

     清潔なびんに水けをきったと、うずらのゆで卵、しょうがを入れ、熱いピクルス液を注ぎ入れて冷ます。粗熱が取れたら、ふたをして冷蔵庫で保存する。

    ※ 食べ頃:2日後から。
    ※ 保存期間:冷蔵庫で約10日。

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    <料理/坂田阿希子 撮影/川村 隆 取材・文/福山雅美 イラスト/須山奈津希>

    坂田阿希子(さかた・あきこ)
    東京・代官山の「洋食KUCHIBUE」オーナーシェフ。2022年9月に故郷の新潟・見附にお菓子工房
    「BONJOUR KUCHIBUE」をオープン。長年焼きつづけている自慢のお菓子が味わえる。
    https://bonjourkuchibue.com/

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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