キッチンに立つのも億劫になるこれからの時季。冷蔵庫にあると心強いのがつくりおきおかずです。料理研究家の牧田敬子さんに、栄養価の高い夏野菜「なす」を使ったつくりおき「なすのビネガー漬け」と、手軽にできる展開料理「なすと牛肉、ルッコラのあえもの」のつくり方を教わります。
(『天然生活』2024年8月号掲載)
(『天然生活』2024年8月号掲載)
夏野菜のつくりおきと展開料理
なすと牛肉、ルッコラのあえもののつくり方
少量の牛肉でも満足感あり。レモンをたっぷりしぼって。

材料(2人分)
● なすのビネガー漬け(下記参照) | 1/2量 |
● 牛切り落とし肉 | 100g |
● にんにく(みじん切り) | 1片分 |
● オリーブオイル | 大さじ1 |
● 塩 | 適量 |
● ルッコラ | 1束(約90g) |
● レモン | 1/4個 |
つくり方
1 ルッコラは5〜6cm長さに切り、水けをよくきる。
2 フライパンにオリーブオイル、にんにく、塩ひとつまみを入れて弱火で炒める。にんにくに火が通って香りが立ったら牛肉を加えて中火で炒め合わせ、ボウルに移す。
3 なすのビネガー漬けを2に加えてあえ、1も加えてあえる。味をみて足りなければ塩でととのえ、レモンをしぼる。
栄養満点な「なす」のつくりおき
なすのビネガー漬けのつくり方
蒸し焼きにした、とろとろのなすに、やさしい酸味を加えて。

材料(つくりやすい分量)
● なす | 5本(約400g) |
● オリーブオイル | 大さじ3 |
● 白ワインビネガー | 大さじ3 |
● 塩 | 小さじ1/4 |
つくり方
1 なすはへたを切り落とし、1cm厚さの縦薄切りにする。フライパンに1/3量を並べ、オリーブオイル大さじ1を回しかける。同様にし、すべてのなすを重ねて入れる。
2 ふたをして中火で3分焼く。全体の上下を返し、ふたたびふたをして2分焼く。火を止め、ふたをしたまま15分蒸らす。
3 バットにワインビネガーと塩を混ぜ合わせ、なすをからめながら並べてひたす。冷めたら表面にぴったりとラップをして冷蔵室にひと晩おく。
*冷蔵庫で2~3日保存可
〈料理・スタイリング/牧田敬子 撮影/山川修一 構成・文/結城 歩〉
牧田敬子(まきた・いつこ)

料理研究家。旬の食材のおいしさを引き出す、シンプルでいて美しい家庭料理を提案。最近の趣味は、日本各地への一人旅。「家庭的な街の定食屋さんや地元の方が通うスーパーマーケットでの買い物を楽しんでいます」
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです