• カナダ在住のミニマリスト・筆子さんが提案する、場所別の片づけヒント。キッチンでは増えすぎたマグカップや特殊な調理家電、クローゼットでは数年着ていない服やサイズが合わない服、洗面所では使いかけのヘアケア用品や古いタオル......。捨てどきを見極めれば、暮らしが一気に軽やかになります。

    クローゼット

    収納場所に服が入りきらない問題をクリアする究極の解決法は、服を減らすことです。以下の服は処分しましょう。

    2~3年着ていなかった服

    ここ数年、袖を通していない服は思い切って捨てましょう。着ないですんでるということは、着るものはほかにも十分あるのです。

    「これから着るかもしれないし」と思うときは、一度着て鏡の前に立ってください。本当に、また着ると思いますか?

    サイズが合わない服

    昔とはサイズが変わってしまって、今の自分にフィットしない服を捨てます。サイズが合わない服は、着心地が悪いはず。無理して着なくても、ほかに服はいくらでもありますよ。

    女性はサイズが小さめの服を買うことが好きです。「私はやせている」と思えるからです。

    しかし、小さいのを無理して着ていると苦しいし、服の傷みも早いもの。体に合った服が一番美しく見えます。

    使っていない小物類

    ろくに使わないバッグ、数が多すぎるエコバッグ、若い頃手に入れた指輪やネックレスなどのアクセサリー、帽子、スカーフ、ベルト。クローゼットにはこまごまとしたものがいっぱい入っています。

    アクセサリーは場所を取りませんが、小さくても使っていなかったらガラクタです。スカーフやベルトは、多すぎると収納に苦労します。

    マフラーやストールは、虫よけのケアに手間がかかります。今使うものだけを残しましょう。

    本記事は『50歳からのミニマリスト宣言!』(筆子 著/扶桑社)からの抜粋です。

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    『50歳からのミニマリスト宣言!』(著・筆子/扶桑社)

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    最小限のもので、最大限に暮らすコツ

    ミニマリストと聞くと、ものを捨てることや何もない部屋をイメージする人が多いでしょう。ですが、ミニマリストはそのような部屋に住む人のことではありません。自分らしく生きたいときに邪魔になるもの、関係のないもの、負担を強いるものをすべて捨て去り、本当に大切なことに意識を向けて暮らすのがミニマリストです。私は、〝ミニマリスト=最小限のもので最大限に暮らすこと〞と定義しています。周囲に流されて、目の前のことに反応しながらあくせく生きるのではなく、「こんなふうに生きていきたい」という意図を持って、日々の生活を楽しむのです。

    第1章 ミニマリストになってよかったこと5つ
    第2章 ミニマルライフの基本 ものの減らし方・片づけ方
    第3章 ミニマルな暮らしでお金の不安から解放される
    第4章 体と心が健康になるためにやめたこと・始めたこと
    第5章 ミニマルライフを続けて60代以降も楽しく暮らす



    <文/筆子>

    筆子(ふでこ)
    カナダ在住の60代ミニマリスト。1959年、愛知県生まれ。かつてはものに囲まれた生活を送っていたが、あるときため込んだものの多さに疲れ、シンプルな暮らしを志すように。1996年にカナダへ渡り、以後25年以上暮らし続けている。50歳のとき、経済的不安を感じ、本格的にミニマリストになる。ブログ「筆子ジャーナル」では、持たない暮らしや海外のミニマリストに関する情報を発信。著書に『1週間で8割捨てる技術』(KADOKAWA)、『書いて、捨てる!』『買わない暮らし。』『本当に心地いい部屋』(いずれも大和出版)、『それって、必要?』(三笠書房)がある。
    ・ブログ 筆子ジャーナル https://minimalist-fudeko.com
    ・筆子のnote https://note.com/fudeko59



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