• カナダ在住のミニマリスト・筆子さんが提案する、場所別の片づけヒント。キッチンでは増えすぎたマグカップや特殊な調理家電、クローゼットでは数年着ていない服やサイズが合わない服、洗面所では使いかけのヘアケア用品や古いタオル......。捨てどきを見極めれば、暮らしが一気に軽やかになります。

    洗面所・浴室・トイレ

    洗面所や浴室は狭いのに、こまごまとしたものがたくさんあり、ごちゃつきがちな場所。以下のものは見直して、不用ならどんどん処分してください。

    使いかけてそのままのヘアケア製品

    シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ヘアクリーム、ヘアオイル、毛染め、白髪染め。昨今、ヘアケア製品にもいろいろな種類がありますね。

    サンプル、もう使わないもの、使用期限を過ぎているもの、最初からいらなかったものを捨てましょう。使用期限がわからなくてもにおいやテクスチャーが変だったら、捨てたほうがいいですよ。

    くし、ヘアブラシ、ヘアネット、ヘアゴムなども見直してください。

    多すぎるタオル

    タオルは本当に使う分だけ取り置いて、残りを手放してください。

    「ええ~、そんな! 筆子、乱暴すぎる」と思う方に向け、すり切れたもの、シミがついてしまったもの、変なにおいがついて取れないもの、端がほつれているもの、ゴワゴワしていて使う気になれないものを捨てましょう、と提案することもできます。

    しかし、大半の人がタオルを持ちすぎなので、難のあるものだけを捨てても、使わないタオルがたっぷり残ります。

    使っていない洗剤・掃除グッズ

    バスルームの掃除に使う洗剤や掃除グッズを見直して、もう使わないものは捨てます。

    トイレを洗うブラシも不潔になりやすいので、使うならまめに交換してください。私は浴室専用の洗剤は使わないし、トイレは素手で洗っています。

    このほか、バスマットや脱衣所にあるマット、トイレ用のカバーの見直しもおすすめします。ものが少ないほうが掃除しやすく清潔に保てます。

    本記事は『50歳からのミニマリスト宣言!』(筆子 著/扶桑社)からの抜粋です。

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    『50歳からのミニマリスト宣言!』(著・筆子/扶桑社)

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    最小限のもので、最大限に暮らすコツ

    ミニマリストと聞くと、ものを捨てることや何もない部屋をイメージする人が多いでしょう。ですが、ミニマリストはそのような部屋に住む人のことではありません。自分らしく生きたいときに邪魔になるもの、関係のないもの、負担を強いるものをすべて捨て去り、本当に大切なことに意識を向けて暮らすのがミニマリストです。私は、〝ミニマリスト=最小限のもので最大限に暮らすこと〞と定義しています。周囲に流されて、目の前のことに反応しながらあくせく生きるのではなく、「こんなふうに生きていきたい」という意図を持って、日々の生活を楽しむのです。

    第1章 ミニマリストになってよかったこと5つ
    第2章 ミニマルライフの基本 ものの減らし方・片づけ方
    第3章 ミニマルな暮らしでお金の不安から解放される
    第4章 体と心が健康になるためにやめたこと・始めたこと
    第5章 ミニマルライフを続けて60代以降も楽しく暮らす



    <文/筆子>

    筆子(ふでこ)
    カナダ在住の60代ミニマリスト。1959年、愛知県生まれ。かつてはものに囲まれた生活を送っていたが、あるときため込んだものの多さに疲れ、シンプルな暮らしを志すように。1996年にカナダへ渡り、以後25年以上暮らし続けている。50歳のとき、経済的不安を感じ、本格的にミニマリストになる。ブログ「筆子ジャーナル」では、持たない暮らしや海外のミニマリストに関する情報を発信。著書に『1週間で8割捨てる技術』(KADOKAWA)、『書いて、捨てる!』『買わない暮らし。』『本当に心地いい部屋』(いずれも大和出版)、『それって、必要?』(三笠書房)がある。
    ・ブログ 筆子ジャーナル https://minimalist-fudeko.com
    ・筆子のnote https://note.com/fudeko59



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