SLが迎える、鉄道とグルメの道の駅「あびらD51ステーション」(北海道勇払郡安平町)
浅井さん次のオススメは、安平町の道の駅「あびらD51ステーション」。
「安平(あびら)町と近郊の生産者が育てた農作物を販売する「ベジステ」では旬の味覚が手に入ります。
季節の野菜のほか、有機栽培野菜、有機トマトジュースなども人気です」

地元の手間暇かけて栽培された野菜と加工品が並ぶ産直市場「ベジステ」
安平町はかつて、鉄道の町として栄え、1975年に国鉄最後の蒸気機関車の定期運行を終えた町。
その歴史を伝える道の駅が「あびらD51ステーション」です。
鉄道の駅を模したコーナーがあり、改札口を抜けると鉄道資料館が。その先にSLの代名詞ともいえる「D51(デゴイチ)」が展示されています。
鉄道ファンはもちろん、家族連れにも人気です。
農産物直売所の「ベジステ」は4~10月までの営業。有機栽培の野菜や、平飼いの鶏など、生産者が手間暇かけた食材が手に入ります。

道の駅ではSL、D51が展示されている

DATA/道の駅「あびらD51ステーション」
住所/北海道勇払郡安平町追分柏が丘49-1
設備/軽食・レストラン=〇 産直市場=〇 温泉(入浴施設)=× 足湯=× 宿泊施設=× キャンプ場=× RVパーク=× ドッグラン=× 観光案内所=〇
<撮影/浅井佑一 取材・文/浅井佑一、天然生活web編集部>

浅井佑一(あさい・ゆういち)
キャンピングカー専門誌『オートキャンパー』編集部を経て独立。現在は旅とキャンピングカーをテーマに活動するフリーライター。2014年3月よりキャンピングカーでの車中泊旅をスタートし、2年3カ月かけて全国の道の駅1,059カ所を制覇。その後も新設された道の駅を継続的に訪れ、現在は2度目の道の駅制覇の旅の途中。道の駅、車中泊、キャンピングカー旅の第一人者として、雑誌・書籍・メディア出演など幅広く活躍中。最新の著書『道の駅コンプリートガイド2026』(扶桑社)が発売されたばかり。
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