• はちみつを“薬”としてとらえ、みつろうを使ったハンドメイドコスメづくりを楽しむクリエイターRARI YOSHIOさんに、気軽にできるみつろうハンドメイドを教わります。今回紹介するのは、シンプルな素材で肌にやさしい「ハンドクリーム」のつくり方です。
    (『天然生活』2020年12月号掲載)

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

    みつろうで楽しむ
    ハンドクリームのつくり方

    シンプルな材料を使い、目分量でざっくりと。

    オイルの量を加減しつつ、好みのやわらかさに仕上げます。

    アロマの効能を調べながら加えていけば、自分の肌の悩みに寄り添った、とっておきの手づくりコスメの完成です。

    画像: みつろうで楽しむ ハンドクリームのつくり方

    材料(直径約4cm、高さ3.5cmの耐熱ガラスびんを使用)

    ● みつろう(粒状のもの)
    ● キャリアオイル(アプリコットオイル、アルガンオイル、ホホバオイルなど好みのもの)
    ● インフューズドオイル(あれば)
    ● エッセンシャルオイル(ラベンダー、ティーツリー、ローズマリーなど好みのもの)

    〈みつろう選びのポイント〉
    みつろうは、白いものから黄色いものまでさまざま。アロマの香りを引き立たせたいのなら、精製度が高めの白めのものを選びましょう。

    画像: 材料(直径約4cm、高さ3.5cmの耐熱ガラスびんを使用)

    つくり方

     耐熱ガラスのコスメ容器にみつろうを容器の高さ半分弱まで入れる。キャリアオイルをみつろうより1.5cm上の線まで注ぎ、あればインフューズドオイルをひとさじ加える。

    画像1: つくり方

     を湯せん(約90~95℃)にかけみつろうを溶かす。

    画像2: つくり方

     粒状のみつろうが溶け出してきたら、竹串などでかき混ぜて完全に溶かす。

    画像3: つくり方

     粗熱をとり、エッセンシャルオイルを好みの量落とし(30mLに対し5~6滴)、よく混ぜる。必要であれば、グリセリンやシアバターなどを少量加えてさらに混ぜ、室温に置いてかたまるまで待つ。

    画像4: つくり方

    *クリームがかたすぎるようであれば、キャリアオイルを加えて再び湯せんにかけ、好みの粘度にする。やわらかすぎるなら、みつろうを足して同様に湯せんにかける。熱を加えるとエッセンシャルオイルは蒸発するので、再度、エッセンシャルオイルを加えること。

    *リップバームとして使いたい場合は、オイルの量をやや減らしてかために仕上げると使いやすい。



    〈制作/RARI YOSHIO 撮影/枦木 功 取材・文/福山雅美 構成/鈴木麻子〉

    RARI YOSHIO(らり・よしお)
    クリエイター。2007年より那須に移住。ギャラリーショップ「JARDIN BLANC」を営む。メディカルハーブコーディネーターの資格を取得している。



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