• 東京から北海道へ移住を決めた「あたらしい日常料理 ふじわら」の藤原奈緒さん。今ある肩書きにとらわれず、自分らしく軽やかに生きる。人生の転機を迎え、あたらしい自分に出逢っていく冒険の日々を綴ります。今回は、移住先の北海道・長沼町での家づくりで一番考えた「キッチン」について。

    家づくりを通して、自分自身を見つめなおす

    あたらしいキッチンに立って、いま、料理がとても楽しい。

    白状すると洗い物は得意でなく、仕事などでたくさん料理をするとどうしてもためてしまっていましたが、そこまで苦にならなくなりました。

    予算はもうどうにもかつかつだけど、食洗器を入れなくてもいいのか、最後まで心の隅で悩んでいたのです。でも、違ったようです。どうやらわたしにとっての苦手への解は、「好き」だったよう。「好き」は、とても強いのですね。

    画像: 家づくりを通して、自分自身を見つめなおす

    家を散らかしてしまうのも自分のせいだと思っていたけど、自分にあった形で収納をつけられたからか、この家ではあまり気にならなくなって、とても快適に過ごせています。

    自分はどんな人なのか。何が好きで何は苦手で、その家でどんな暮らしをしたいのか。

    それをしっかり見ていくことが、家づくりに必要なこと。そんなふうに思いましたが、料理や他の何かを身につけていくことも同じような気がします。すべてのことに通じるかもしれませんね。

    画像: 撮影/邑口京一郎

    撮影/邑口京一郎

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    『はじめての日常、料理』(山と溪谷社)|藤原奈緒・著|amazon.co.jp

    9月17日にはじめての著書が出ます。
    『あたらしい日常、料理』(山と溪谷社)|藤原奈緒・著

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    料理は、あなたのお守りになる。

    東京から北海道と千葉へ。2拠点生活をはじめるまでの日常と料理。
    疲れたときにも作りたくなる24篇のレシピとエッセイのほか、ふじわらの人気商品「納豆辣油」の家庭用のレシピほか、たれレシピを収録しています。



    画像: 撮影/伊藤徹也

    撮影/伊藤徹也

    藤原 奈緒(ふじわら・なお)
    料理家、エッセイスト。“料理は自分の手で自分を幸せにできるツール”という考えのもと、商品開発やディレクション、レシピ提案、教室などを手がける。「あたらしい日常料理 ふじわら」主宰。考案したびん詰め調味料が話題となり、さまざまな媒体で紹介される。共著に『機嫌よくいられる台所』(家の光協会)がある。9月17日に初の著書『あたらしい日常、料理』(山と溪谷社)が発売となる。
    インスタグラム:@nichijyoryori_fujiwara
    webサイト:https://nichijyoryori.com/

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