• 植物療法士の佐藤景子さんに「夜の時間割」を教えていただきました。フラワーエッセンスを飲んだり入浴剤にしたり、手づくりのハーブオイルでマッサージをしたり、植物療法士の佐藤さんならでは夜時間の過ごし方をご紹介します。
    (『天然生活』2024年10月号掲載)

    植物の力で心と体を整える

    佐藤さんの「夜の時間割」

    17:00 本を読んだり、お茶をしたり。長女と話しながら買い物へ
    18:00 夕飯の準備
    19:00 家族で夕食
    19:45 夕食の後片づけ
    20:30 入浴
    21:00 映画を観たり、スキンケア&自己内観する
    22:30 就寝

    17:00庭でお茶を飲む

    10年ほど前に建てた家には緑豊かな庭が。さまざまな花やハーブが植えられ、ぶどう棚も見事。仕事が片づき、夕飯の支度に入る前のほんのひととき、庭のテーブルでお茶を飲んでひと息つきます。

    この一服は、忙しい一日の句読点。「学校から帰ってきた娘が加わることも。その日学校であったことを楽しく話してくれるんです」

    画像: お茶やエッセンスを扱うからには、なるべく本来の姿を知っていたいと、多くのハーブを育てている

    お茶やエッセンスを扱うからには、なるべく本来の姿を知っていたいと、多くのハーブを育てている

    20:00フラワーエッセンスを飲む

    画像: 植物の力で心と体を整える

    フラワーエッセンスは、花や植物などがもつ強いエネルギーを抽出したエッセンスを、体の中に取り込む自然療法。

    「自分の体調や気分に合わせて38種あるボトルのなかからひとつを選び、3滴を口に含みます。体調というより、感情に働きかけてくれるんです。続けるうちに調和のとれた心身に整ってきたことを実感しています」

    画像: 無農薬、有機栽培で育てられた植物が原料

    無農薬、有機栽培で育てられた植物が原料

    画像: フランスのエルビオリス社のエッセンスを愛用

    フランスのエルビオリス社のエッセンスを愛用

    20:30ハーブティーの茶殻をお風呂に

    ふだんの入浴は小学2年生の次女と一緒に。ひとりで入れるときは、ゆったり楽しむようにしている。毎日飲むハーブティーの茶殻や、フラワーエッセンスを湯船に数滴入れることも。

    「エッセンスは、香りはないのですが、お風呂全体がエッセンスのエネルギーに包まれ、心身が浄化されるというか、とても気持ちよいのです」

    画像: 飲んだあとのハーブティーなので香りは弱いが、「最後まで使い切る」という意味で心地よい

    飲んだあとのハーブティーなので香りは弱いが、「最後まで使い切る」という意味で心地よい

    21:00好きな映画を観る

    時間に余裕のあるときは、好きな映画のDVDを堪能。幼いころからバレエを習っていて、大学は舞踏科だったこともあり、踊りに関するタイトルが好み。「観ていると活力がわいてきます」

    サブスクリプションなどで手軽にコンテンツが見られますが、佐藤さんはディスク派。「レンタルショップで探す行為も好きです」

    画像: バレエやダンスのフィルムが好み。ミュージカル映画「シカゴ」も何回も観た

    バレエやダンスのフィルムが好み。ミュージカル映画「シカゴ」も何回も観た

    21:30ストレッチとマッサージ

    画像: 長年、バレエをしていたので柔軟性はばっちり

    長年、バレエをしていたので柔軟性はばっちり

    庭に向かい、虫の声に耳を澄ませながら、深呼吸を繰り返し、ストレッチをして全身をほぐします。

    「今日もありがとう、がんばったね」といいながら、足裏やふくらはぎなどを優しくマッサージするスペシャルケアも。そのときはセントジョーンズワートをつけた手づくりオイルを使用。心と体の緊張をほぐす効果がある。

    画像: 就寝前のストレッチは心地よい睡眠につながる

    就寝前のストレッチは心地よい睡眠につながる

    22:00内観して自分に感謝を

    「内観」は最も大切にしている習慣。あぐら姿勢になり、目を軽くつぶり、心の中で自分にやさしく
    話しかける。

    「内観していると、ふとしたきっかけで過去の悲しい記憶を思い出して、泣いてしまうことも。そんな悲しみを経てきた自分に感謝し、賞賛することで、いやされるのです」。大切なのは、とにかく自分へ意識を向けること。

    画像: 家族がまだ起きているうちでも、ひとり静かに自分に向き合えるという

    家族がまだ起きているうちでも、ひとり静かに自分に向き合えるという



    〈撮影/林 紘輝 構成・文/鈴木麻子〉

    佐藤景子(さとう・けいこ)
    栃木・宇都宮で「keica」を営む。植物のエネルギーを取り入れたフィト菓子の販売、心と身体をいやす「ジェモセラピー」を提案するほか、植物療法を使ったコンサルテーションも行う。日本ジェモセラピーカレッジ宇都宮校・講師。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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    ▼佐藤景子さん「私がリセットする夜時間」そのほかのお話はこちら

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    天然生活2025年10月号では「整う夜の時間割」の特集をしています。夏の疲れをいやし、心と体を整える夜時間は明日の元気をつくる大切なひととき。ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。

    天然生活2025年10月号(扶桑社・刊)

    画像: “一日がんばった”自分を労う「3滴のフラワーエッセンス」と手づくりハーブオイルのマッサージ。植物療法士・佐藤景子さんの夜の時間割

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