(『天然生活web』初出2021年9月4日)
秋の味覚はいつもの発酵調味料が味の決め手!
皆さま、こんにちは、榎本美沙です。
まだまだ暑い日が続きますが、もう9月、秋の食材が美味しくなってくる時期ですね。
秋の味覚は、しょうゆ、みりん、酒など、普段使いの発酵調味料と相性抜群のものが多いです。
そこで今月は、「いつもの発酵調味料」を存分に使っておいしく仕上げる、秋の味覚料理をご紹介します。
今回は秋に食べたいきのこを使った「なめたけ」。
市販で買う方も多いかもしれませんが、手づくりなめたけは味が濃くなりすぎず、自分の好きな量でつくれるのも魅力です。

まずは、ごはんにたっぷりのせて楽しんでくださいね。
冷奴や釜玉うどんに合わせるのもおすすめです!
なめたけのつくり方

材料(つくりやすい分量)
● えのき | 大1パック(200g) |
● A | |
・しょうゆ、みりん、酒 | 各大さじ2 |
つくり方
1 えのきは根元を切り落とし、長さを三等分に切る。

2 鍋にえのき、Aを入れて中火にかける。木べらで混ぜながら、水気がほとんどなくなるまで加熱し、清潔な保存容器に入れる。


ポイント
● 冷蔵庫で1週間ほど保存できます。

榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。オンライン料理教室「榎本美沙の料理教室」主宰。
YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、Instagram(@misa_enomoto)、夫婦でつくるレシピサイト「ふたりごはん」も人気。
新刊『毎日、水キムチ いちばん手軽な乳酸発酵』(文化出版局)が2025年5月発売。
そのほかの著書に、『榎本美沙のひと晩発酵調味料とからだが喜ぶ発酵献立』(主婦と生活社)、『二十四節気の心地よい料理と暮らし』(グラフィック社)、『榎本美沙の発酵つくりおき』(家の光協会)、『ゆる発酵』(オレンジページ)、『発酵あんことおやつ』『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(ともに主婦と生活社) 『ちょこっとから楽しむ はじめての梅仕事』(山と溪谷社)など多数。
「榎本美沙の料理教室」
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米のとぎ汁に野菜や果物を漬けて発酵させる「水キムチ」は乳酸菌たっぷりで腸活に最適。塩分控えめで辛みはほとんどなく、作るのもすごく簡単。そのままでおいしいのはもちろん、ジャンルを問わず様々な料理にも展開できる優れた発酵食品です。