乾燥が始まる秋に食べたい、体を潤す薬膳スープ

秋分のころになると気温が下がってきます。そして大気も体も乾燥してくる季節になります。
肺が乾燥して空咳がでてきたり、手足がカサカサしてきたり。
今回は、体を潤す作用のあるれんこんと豆乳を使ったポタージュを紹介します。
解毒作用、水分を生み出す作用のある梅干しを添えていただきます。
「れんこんの豆乳ポタージュ」のつくり方

材料(2人分)
● れんこん | 100g |
● 豆乳 | 200mL |
● だし (水でもよい) | 200mL |
● 塩 | 適量 |
● 梅肉 | 適量 |
つくり方
1 れんこんは薄切りにして、さっと水をくぐらせて水気をきる。
2 鍋にだしとれんこんを入れて火にかけて、れんこんがやわらかくなるまで煮る。ミキサーで撹拌して鍋にもどす。


3 豆乳を加えて温まったら塩で味をととのえる。
*無調整豆乳の場合は、加熱し過ぎると分離するので、温める程度に。

4 器に注いで梅肉を添える。

荒木 典子(あらき・のりこ)
料理家。国際中医薬膳師。青果卸を営んでいた料理上手の祖母と、母の影響で食に関心のある環境で育つ。神戸女学院大学文学部を卒業してフランスへ留学し、帰国後調理師学校にて料理の基礎を学び、調理師免許を取得。その後、上京して料理本の編集者として働いたのち、2007年に料理家として独立。
現在は書籍やテレビの仕事を中心に、企業へのレシピ提供、料理店の監修などの仕事とともに、和食のお料理教室を主催。季節のていねいでシンプルな料理をモットーに、家庭でできる日本料理と洋食などレシピを提案する。また、おせち料理をライフワークとし、ほかにお雑煮の会を主催。著書に『いちばんくわしい 基本のおせち料理』『炊き込みごはん』(ともに成美堂出版)などがある。
インスタグラム:@aranoric
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