いつまでも健康で自立した生活を送るために、いまから健康寿命を延ばす食生活を始めてみませんか? 医師の溝口 徹さんに、老眼や記録力の低下など、老化対策に役立つ食事習慣を教えていただきました。
(『天然生活』2024年11月号掲載)
(『天然生活』2024年11月号掲載)
2.海藻スープで眠りの質を高める

ストレスが多く忙しい現代人は、夜も交感神経が高ぶったまま。それが睡眠の質を落とす原因となっています。人は寝ている間に体や脳のダメージを回復しています。睡眠の質が落ちると体や脳に疲労が蓄積し、それが老化を早めることになってしまうのです。
交感神経による緊張をほぐしてくれるのが、マグネシウムです。マグネシウムを多く含むのが、木綿豆腐、アオサ、わかめ、昆布、ひじきなどの海藻類、ほうれんそうです。温かい海藻スープにタンパク質の卵を加えて夕食に食べると、心と体が温まり、心地よく眠れますよ。
〈監修/溝口 徹 取材・文/工藤千秋 イラスト/イオクサツキ〉
溝口 徹(みぞぐち・とおる)
2003年開設の日本初の栄養療法専門クリニック、みぞぐちクリニック(旧・新宿溝口クリニック)院長。オーソモレキュラー療法などに基づいた「トータル栄養アプローチ」により多くの疾患の治療に当たる。患者や医師向けの講演会、勉強会も行っている。『医者が教える日本人に効く食事術』(SBクリエイティブ)など著書多数。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです