いつまでも健康で自立した生活を送るために、いまから健康寿命を延ばす食生活を始めてみませんか? 医師の溝口 徹さんに、老眼や記録力の低下など、老化対策に役立つ食事習慣を教えていただきました。
(『天然生活』2024年11月号掲載)
(『天然生活』2024年11月号掲載)
脳と体の老化を防ぐ食事法
栄養療法専門「みぞぐちクリニック」の溝口 徹さんに、脳と心を若返らせる食事習慣を教えていただきました。ここでは、老眼対策や質のよい睡眠、記憶力アップなどに役立つ食事法をご紹介します。
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▼前回のお話はこちら
https://tennenseikatsu.jp/_ct/17795562
1.さば缶で老眼を撃退

老眼は老化を感じるサインのひとつ。眼によい栄養素のDHAを摂ることで、老眼の進行を抑えたり、症状を改善したりすることができます。DHAは脳の認知能力アップにも効果的。認知症を予防したい、ものごとに無関心になってきたという人はDHAを摂りましょう。
DHAを多く含むのが、青魚のあじ、いわし、さばなど。「青魚は苦手」「魚を料理するのは手間」という人は、さば缶が便利です。トマト煮や炒めものなど、さば缶を使ったアレンジレシピは豊富にあるので、手軽にいろいろな食べ方ができ、飽きずに食べられます。
〈監修/溝口 徹 取材・文/工藤千秋 イラスト/イオクサツキ〉
溝口 徹(みぞぐち・とおる)
2003年開設の日本初の栄養療法専門クリニック、みぞぐちクリニック(旧・新宿溝口クリニック)院長。オーソモレキュラー療法などに基づいた「トータル栄養アプローチ」により多くの疾患の治療に当たる。患者や医師向けの講演会、勉強会も行っている。『医者が教える日本人に効く食事術』(SBクリエイティブ)など著書多数。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです