いつまでも健康で自立した生活を送るために、いまから健康寿命を延ばす食生活を始めてみませんか? 医師の溝口 徹さんに、老眼や記録力の低下など、老化対策に役立つ食事習慣を教えていただきました。
(『天然生活』2024年11月号掲載)
(『天然生活』2024年11月号掲載)
3.間食はあたりめで記憶力アップ

小腹が空いたりストレスを感じたりすると、つい甘いものに手が出がち。しかし、甘いものは血糖値を上げるので、基本的には避けるようにしましょう。ただ、間食を我慢するのも考えものです。空腹からごはんやおかずをドカ食いして、血糖値を上げることになるからです。
ちょっとおなかが空いたときは、小魚アーモンド、くるみなどのナッツ類、煮干し、枝豆、あたりめ、サラダチキンなどで空腹を落ち着かせて。とくにあたりめは、やる気を引き出すタウリン、認知症予防になるDHAが豊富。噛むことで脳の血流がアップして頭も活性化します。
〈監修/溝口 徹 取材・文/工藤千秋 イラスト/イオクサツキ〉
溝口 徹(みぞぐち・とおる)
2003年開設の日本初の栄養療法専門クリニック、みぞぐちクリニック(旧・新宿溝口クリニック)院長。オーソモレキュラー療法などに基づいた「トータル栄養アプローチ」により多くの疾患の治療に当たる。患者や医師向けの講演会、勉強会も行っている。『医者が教える日本人に効く食事術』(SBクリエイティブ)など著書多数。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです