いつまでも健康で自立した生活を送るために、いまから健康寿命を延ばす食生活を始めてみませんか? 医師の溝口 徹さんに、シミやしわなど肌の老化対策に役立つ食事習慣を教えていただきました。
(『天然生活』2024年11月号掲載)
(『天然生活』2024年11月号掲載)
2.赤身肉とレバーでシミを防ぐ

日本人女性は、閉経した後も鉄が不足している人が多くいます。鉄不足は肌のくすみやシミをできやすくします。出産後に急激にシミが増えるというケースは、出産時の出血による鉄不足が原因です。
見た目を老けさせるシミ。しっかり予防してシミをつくらないことが大切です。鉄分がたっぷりと含まれている牛や羊の赤身肉、レバーなどを積極的に食べるようにしましょう。
レバーが苦手な人は、食べやすいレバーペーストが手軽で、おすすめです。残念ながら、一度できたシミは、いくら鉄分を補給しても薄くすることはできません。予防が第一です。
〈監修/溝口 徹 取材・文/工藤千秋 イラスト/イオクサツキ〉
溝口 徹(みぞぐち・とおる)
2003年開設の日本初の栄養療法専門クリニック、みぞぐちクリニック(旧・新宿溝口クリニック)院長。オーソモレキュラー療法などに基づいた「トータル栄養アプローチ」により多くの疾患の治療に当たる。患者や医師向けの講演会、勉強会も行っている。『医者が教える日本人に効く食事術』(SBクリエイティブ)など著書多数。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです