いつまでも健康で自立した生活を送るために、いまから健康寿命を延ばす食生活を始めてみませんか? 医師の溝口 徹さんに、シミやしわなど肌の老化対策に役立つ食事習慣を教えていただきました。
(『天然生活』2024年11月号掲載)
(『天然生活』2024年11月号掲載)
4.鶏肉の水炊きでハリのある肌に

高い抗酸化作用をもち、質のよい睡眠に効果があるグリシン。コラーゲンの3分の1がグリシン由来で、牛すじ骨付き肉のスープ、魚の皮などコラーゲンを多く含む食材から摂ることができます。
「コラーゲンを食べてもアンチエイジングにならない」という人もいますが、食事からコラーゲンを摂ることで、コラーゲンをつくるのに必要なグリシンを摂取できるので、やはりコラーゲンを食べるのは美肌に効果があります。
コラーゲンの合成にはビタミンCや鉄も必要です。野菜たっぷりの鶏の水炊き、レモンをかけたスペアリブ、ボルシチなどをどうぞ。
〈監修/溝口 徹 取材・文/工藤千秋 イラスト/イオクサツキ〉
溝口 徹(みぞぐち・とおる)
2003年開設の日本初の栄養療法専門クリニック、みぞぐちクリニック(旧・新宿溝口クリニック)院長。オーソモレキュラー療法などに基づいた「トータル栄養アプローチ」により多くの疾患の治療に当たる。患者や医師向けの講演会、勉強会も行っている。『医者が教える日本人に効く食事術』(SBクリエイティブ)など著書多数。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです