鶏手羽肉とかぶで体を内側から温める

そろそろ晩秋。気温も下がってきて体調をくずしやすいころです。
脂っこいものや甘いもの、刺激の強いものは避け、消化がよく温かいスープで体調を整えるとよいでしょう。
鶏肉は体を温め、気を補ってくれる万能の食材です。骨付きのものを選ぶといいスープが出て、補う力が増します。
かぶは胃腸を整えて、おなかを温めてくれます。
かぶは煮崩れないように、皮ごと4等分にしています。かぶの葉も使います。
「鶏手羽とかぶのスープ」のつくり方

材料(2人分)
| ● 鶏手羽肉 | 200g |
| ● かぶ | 2個 |
| ● かぶの葉 | 適量 |
| ● しょうが | 1枚(薄切り) |
| ● 昆布 | 5cm角 |
つくり方
1 鶏手羽肉は塩小さじ1/2を加えてもみ込んで、10分ほどおく。かぶは煮崩れないように、皮ごと4等分に切る。
2 鍋に水800mLと昆布、1、しょうがを入れて火にかける。沸騰したらあくを取り除き、ふたをして20~30分煮る。


3 煮崩れないように。昆布を取りのぞき、かぶを加えて5分ほど静かに煮て、かぶの葉を加えて火を止める。味をみて塩で整える。



荒木 典子(あらき・のりこ)
料理家。国際中医薬膳師。青果卸を営んでいた料理上手の祖母と、母の影響で食に関心のある環境で育つ。神戸女学院大学文学部を卒業してフランスへ留学し、帰国後調理師学校にて料理の基礎を学び、調理師免許を取得。その後、上京して料理本の編集者として働いたのち、2007年に料理家として独立。
現在は書籍やテレビの仕事を中心に、企業へのレシピ提供、料理店の監修などの仕事とともに、和食のお料理教室を主催。季節のていねいでシンプルな料理をモットーに、家庭でできる日本料理と洋食などレシピを提案する。また、おせち料理をライフワークとし、ほかにお雑煮の会を主催。著書に『いちばんくわしい 基本のおせち料理』『炊き込みごはん』(ともに成美堂出版)などがある。
インスタグラム:@aranoric
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