• 料理家で国際中医薬膳師の荒木典子さんに、「鶏手羽肉とかぶの薬膳スープ」のつくり方を教えていただきました。だんだんと気温が下がるこの時季は、体を温め消化を助けるやさしい味のスープがぴったり。鶏手羽肉とかぶで内側から温まり、気を補いましょう。

    鶏手羽肉とかぶで体を内側から温める

    画像: 鶏手羽肉とかぶで体を内側から温める

    そろそろ晩秋。気温も下がってきて体調をくずしやすいころです。

    脂っこいものや甘いもの、刺激の強いものは避け、消化がよく温かいスープで体調を整えるとよいでしょう。

    鶏肉は体を温め、気を補ってくれる万能の食材です。骨付きのものを選ぶといいスープが出て、補う力が増します。

    かぶは胃腸を整えて、おなかを温めてくれます。

    かぶは煮崩れないように、皮ごと4等分にしています。かぶの葉も使います。

    「鶏手羽とかぶのスープ」のつくり方

    画像: 「鶏手羽とかぶのスープ」のつくり方

    材料(2人分)

    ● 鶏手羽肉200g
    ● かぶ2個
    ● かぶの葉適量
    ● しょうが1枚(薄切り)
    ● 昆布5cm角

    つくり方

     鶏手羽肉は塩小さじ1/2を加えてもみ込んで、10分ほどおく。かぶは煮崩れないように、皮ごと4等分に切る。

     鍋に水800mLと昆布、、しょうがを入れて火にかける。沸騰したらあくを取り除き、ふたをして20~30分煮る。

    画像1: 寒さを癒す“秋”の薬膳スープ「鶏手羽肉とかぶのスープ」のつくり方。肌寒くなる季節に、体を温める消化のいいスープ|荒木典子の“旬のおつゆ”
    画像2: 寒さを癒す“秋”の薬膳スープ「鶏手羽肉とかぶのスープ」のつくり方。肌寒くなる季節に、体を温める消化のいいスープ|荒木典子の“旬のおつゆ”

     煮崩れないように。昆布を取りのぞき、かぶを加えて5分ほど静かに煮て、かぶの葉を加えて火を止める。味をみて塩で整える。

    画像3: 寒さを癒す“秋”の薬膳スープ「鶏手羽肉とかぶのスープ」のつくり方。肌寒くなる季節に、体を温める消化のいいスープ|荒木典子の“旬のおつゆ”
    画像4: 寒さを癒す“秋”の薬膳スープ「鶏手羽肉とかぶのスープ」のつくり方。肌寒くなる季節に、体を温める消化のいいスープ|荒木典子の“旬のおつゆ”


    画像: つくり方

    荒木 典子(あらき・のりこ)
    料理家。国際中医薬膳師。青果卸を営んでいた料理上手の祖母と、母の影響で食に関心のある環境で育つ。神戸女学院大学文学部を卒業してフランスへ留学し、帰国後調理師学校にて料理の基礎を学び、調理師免許を取得。その後、上京して料理本の編集者として働いたのち、2007年に料理家として独立。
    現在は書籍やテレビの仕事を中心に、企業へのレシピ提供、料理店の監修などの仕事とともに、和食のお料理教室を主催。季節のていねいでシンプルな料理をモットーに、家庭でできる日本料理と洋食などレシピを提案する。また、おせち料理をライフワークとし、ほかにお雑煮の会を主催。著書に『いちばんくわしい 基本のおせち料理』『炊き込みごはん』(ともに成美堂出版)などがある。
    インスタグラム:@aranoric

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    『旬の和ごはん 12ヵ月』(荒木典子・著/講談社)

    『旬の和ごはん 12ヵ月』(荒木典子・著/講談社)

    画像5: 寒さを癒す“秋”の薬膳スープ「鶏手羽肉とかぶのスープ」のつくり方。肌寒くなる季節に、体を温める消化のいいスープ|荒木典子の“旬のおつゆ”

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