秋の鎌倉は子どもと手軽な山登り
こんにちは、写真と文の七緒です。
ようやく本格的な秋ですね。玄関から一歩出ると金木犀の香りが漂い、道には柿や栗がごろんごろんと転がっています。ふと見上げた先には立派な蜘蛛の巣。季節が一つ進んだことを、五感で感じる日々です。
涼しくなった最近は、毎週山へ出かけています。鎌倉は子どもも登れる小さな山がたくさん! 20分も歩けば頂上というお手軽さで、運動不足の私にもありがたい限り。

中でも一番のお気に入りが「峯山」です。
ガイドブックで紹介されないほど小さな山ですが、その分混雑しておらず、木のシーソーやすべり台もあり、のびのび遊べます。ドタバタとした日常から離れて、小さく気分転換することで、日々のままならなさを癒やしています。
風邪シーズンにぴったり
家庭でできる、小さな自然のお手当
今回から3回にわたって、家庭でできる小さな自然療法をご紹介します。
自然療法とは、家にあるもので手当する、昔ながらの知恵のこと。「なんだか体調が悪いかも……?」という時や、病院に行くまでもない小さな不調の時、力を発揮してくれます。

効果もさることながら、どれも簡単に取り入れられて、心地よくて、手をかける喜びもある。お手当を知っていることは、お守りのように自分や家族を守ってくれると実感しています。
今回はとても簡単で、大人から子どもまで大人気の「はちみつ大根」をご紹介します。
「はちみつ大根」のつくり方と魅力
喉に違和感を覚えた時、わが家では真っ先に大根があるかどうかを確認します(笑)
それほど暮らしになじんでいる自然療法「はちみつ大根」は、殺菌効果のある「はちみつ」と、消炎効果のある「大根」の相乗効果で喉の炎症がやわらぐと言われています。
材料は、はちみつと大根だけ。

つくり方もとっても簡単!
「はちみつ大根」のつくり方
①大根をさいの目状に切って容器に入れる

②大根がひたる程度にはちみつを入れる

③冷蔵庫で2〜3時間置くと出てくるエキスを飲む。

喉の痛みが落ち着くのはもちろん、甘いので子どもも喜んで飲んでくれるのがありがたい。風邪をひく度に「大根はちみつある?」って聞いてくるほど(笑)エキスを白湯に溶かして飲むのも体が温まっておすすめです。
また、材料がシンプルで、大体家にあるという気軽さも魅力です。不調でバタバタしている時、わざわざ買いに行くのも大変ですもんね。
エキスは1〜2日で飲みきりましょう、しんなりした大根をそのまま食べちゃうのも案外おいしいです。
家にあるもので体を整える、小さなエンターテイメント・自然療法。ぜひ試してみてくださいね〜!
※はちみつは1歳未満のお子様には与えないでくださいね。
〈撮影/星 亘(2枚目:七緒) 文/七緒〉

七緒(なお)
写真と文。「毎日も人生も、心地よく」というテーマで、鎌倉山の麓に暮らしながら、心とからだが楽になるセルフケアの知恵を届けている。Voicy「心地よくきく、セルフケアジャーニー」も好評。著書3冊、1児の母で、植物療法士としても学びを深めている。
インスタグラム:@naotadachi
ラジオ(Voicy):心地よくきく、セルフケアジャーニー
note:https://note.com/naotadachi




