• 旬を迎えた食材は、甘味やうま味が濃厚で香りも豊か。そのおいしさを存分に味わえるよう、それらを丸ごと使った、これからのホリデーシーズンにもぴったりな華やかなお菓子たちです。今回は、お菓子研究家の本間節子さん「いちごのショートケーキ」のつくり方を教わります。
    (『天然生活』2024年12月掲載)

    「いちごのショートケーキ」のつくり方

    画像: 「いちごのショートケーキ」のつくり方

    フレッシュないちごをたっぷりのせた、皆が大好きなショートケーキ。デコレーションも手軽です。

    材料(直径15cmの底が取れる丸型1台分)

    ● いちご250g(小粒・約45個)
    〈スポンジケーキ生地〉
    ・卵2個
    ・砂糖(*)60g
    ・薄力粉60g
    ・米油20g
    〈シロップ〉
    ・砂糖(*)15g
    ・水大さじ2
    ・キルシュ小さじ1
    〈ホイップクリーム〉
    ・生クリーム(乳脂肪分45~47%)180mL
    ・砂糖(*)15g

    *砂糖は好みのものを。今回は「ビートグラニュー糖」を使用。

    下準備

    ● 卵を室温にもどす。

    ● オーブンを160℃に予熱する。

    つくり方

     スポンジケーキをつくる。ボウルに卵と砂糖を入れ、ハンドミキサーの高速でもったりとするまでしっかりと泡立てたら、低速にし、キメを整える(写真参照)。

    画像: 卵と砂糖は、すくい上げた際羽根にしっかりとどまるくらいもったりするまで泡立てる

    卵と砂糖は、すくい上げた際羽根にしっかりとどまるくらいもったりするまで泡立てる

     薄力粉をふるって加え、泡立て器で粉と卵をたっぷりすくい上げるようにして、粉がなじんで見えなくなるまで混ぜる。

     米油を加え、ゴムべらで混ぜる。型に流し入れ、表面をならす。

     を160℃のオーブンで25分焼く。焼き上がったら、網の上で型ごと逆さまにして冷ます。

     シロップをつくる。小鍋に水と砂糖を入れて沸騰させ、火を止めてキルシュを加えて混ぜ、冷やす。

     型とスポンジの間にパレットナイフなどを差し込み、型の内側に沿って一周させ、型の側面と底板を外す。上下に切り分ける。

     スポンジの断面に、をはけでぬる。

     ホイップクリームをつくる。ボウルに生クリームと砂糖を入れ、ボウルの底を氷水に当てながら六分立てにする。半量を取り分けて冷蔵庫で冷やす。残りをさらに泡立て八分立てにする。

     下側のスポンジに八分立てクリーム2/3量をぬり広げ、いちごの約2/3量を並べる。八分立てクリームの残りをいちごの上からすき間を埋めるようぬる。上側のスポンジをかぶせ、表面にをはけでぬる。

    10 取り分けておいた六分立てのクリームを取り出し、軽く混ぜて七分立てにし、上面にぬり広げる。上面にいちごの残りを飾る。



    <料理/本間節子 撮影/山川修一 取材・文/平山祐子 スタイリング/阿部まゆこ>

    本間節子(ほんま・せつこ)
    お菓子研究家。日本茶インストラクター。お菓子教室「atelier h」主宰。雑誌や書籍でのレシピ提供、イベントや講習会など幅広く活躍。著書に『まいにち、感動クッキー』(扶桑社)など。https://atelierh.jp/

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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    『まいにち、感動クッキー ていねいなプロセス写真で、はじめてでもおいしくつくれる 』(本間節子・著/扶桑社・刊)

    画像: 冬のごほうびデザート「いちごのショートケーキ」のつくり方。フレッシュないちごをたっぷり!みんな大好き、定番ケーキ/お菓子研究家・本間節子さん

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