• いまの時代は、人や物、情報にあふれ、シンプルに生きることが難しくなっています。だからこそ、一歩離れて物事を見ることが大切といいます。僧侶の松本紹圭さんに、損得勘定から離れて幸せになる方法を教えていただきました。
    (『天然生活』2025年1月号掲載)

    仏教の教えから、心を穏やかにするヒントを得る

    心がざわざわして不安にさいなまれる、どうしても前向きになれない……。

    そんなときの心のもちようについて「仏教」の教えからヒントを得ることで穏やかな気持ちを取り戻し、人生を豊かなものにしていきましょう。

    東京・神谷町にある光明寺の僧侶・松本紹圭さんに、心を穏やかにする言葉を教えていただきました。

    損得勘定のいいなりだと幸せが遠のく

    画像: 損得勘定のいいなりだと幸せが遠のく

    私たちは日常のあらゆるシーンで「損得」を基準に行動しています。しかし、「求めれば求めるほど、満足は遠くなる」のが、人間です。

    人間の欲は無限大で、繰り返し何かを求めてしまうもの。1万円を手に入れたら今度は10万円が欲しくなり、10万円を手に入れたら100万円が欲しくなる、というのが私たちの性(さが)なのです。

    だからこそ、ときにはそんな損得勘定から意図的に離れる訓練をしてみましょう。仏教の「布施行(ふせぎょう)」は、お金など大事な物を手放す行です。

    世のため人のためになることにお金を使うことで、改めて自分の執着心を知り、生き方への気づきを得ることができるのです。


    〈監修/松本紹圭 取材・文/工藤千秋 イラスト/とみだせな〉

    松本紹圭(まつもと・しょうけい)
    東京神谷町・光明寺僧侶。東京大学哲学科卒。武蔵野大学客員准教授。世界経済フォーラム(ダボス会議)Young Global Leader、Global Future Council Member(2019)。インド商科大学院でMBA取得。noteマガジン「松本紹圭の方丈庵」発行。ポッドキャスト「Temple Morning Radio」は平日毎朝6時に配信中。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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