目に入るだけで幸せなピンクタイルの台所
「無機質過ぎない、温かみのあるレトロ感に惹かれました。台所に大きな窓があって陽が入り、外の景色が見られるところも気に入っています。欲を言えば、目の前に窓があったらよかったのですが、それは仕方ないこと。その代わりにステンレスの吊り戸棚に自分の好きな調理器具を置いています」

お気に入りの調理器具に囲まれた千夏さんの台所
「目に入るだけで幸せな気持ちになれるし、取り出しやすくて使いやすいんです」と千夏さん。見せる収納は、気分と動線の両方を満たしてくれる存在になっています。
台所と居間をゆるやかに仕切っているのは、食器を収めた背の低い古道具。母から譲り受けたガラス窓の棚と、父がメンテナンスをしてくれた桐箪笥です。

居間からこの景色を眺めるのが大好き

好きなカトラリーは透明のびんで飾るように収納
「台所に立つ時間はもちろん好きですが、居間でソファに座って編み物や読書をしながら、その古道具と台所を眺めるときにも、幸せを感じます」
背の低い家具は、空間に圧迫感を与えず、でもゆるやかに場所を区切る役割を果たします。さらに地震対策の面でも安心感があるそうです。
▼不動千夏さんの“団地暮らし”の記事はこちら
〈撮影/山田耕司 取材・文/飯作紫乃〉
不動千夏(ふどう・ちか)
日々の生活を大切にしながら、築60年の団地に暮らす。看護師として働くかたわら、父と、布作家としても活動する母・不動美穂さんとともに、2025年に「道具屋fudo」をオープン。古道具を中心に小道具、雑貨、作品を販売し、月に1〜2回のモーニングも担当している。
インスタグラム@furaipan.mother(不動千夏)/@find__the__treasure(道具屋fudo)




