初心者におすすめの観葉植物
テーブルの上や棚の一角にふんわりと葉が広がるグリーンがあるだけで、部屋の空気が少しやわらいだように感じることがあります。

くつろぎのスペースで、葉の広がりがつくる静かな陰影が心地よい
◾️前回の記事
「初心者におすすめ!『縦に伸びる』観葉植物の飾り方。育てやすい品種とおしゃれに飾るコツ」では、縦ラインの植物を取り入れることで生まれる、すっきりとした景色づくりについてお話ししました。
今回は、暮らしに取り入れやすい“横に広がるタイプ”の植物に注目し、葉の広がりを生かした置き方や、鉢との合わせ方をまとめました。
縦に伸びる植物が「空間を整える存在」だとしたら、横に広がる植物は「暮らしの中にやさしい奥行きや表情を添えてくれる存在」
視線が自然と横に流れ、部屋全体が穏やかな印象に変わります。
小さな“一鉢の横の景色” との出会いが、グリーンのある暮らしをよりやわらかく、心地よいものへと広げてくれるかもしれません。
初心者でも育てやすい“横に広がる” 植物
葉の広がりを楽しむ植物は、背丈が控えめで圧迫感が少なく、視界に入りやすい位置に置けるのが特長です。

左からカラテア、アジアンタム、ペペロミア。葉の形や広がり方の違いで、同じ「横ライン」でも印象が変わります
カラテア
模様の入った大きな葉が、横に広がりながら存在感を放ちます。
葉の動きや表情が豊かで、置くだけで部屋の印象がぐっと深まります。
明るい日陰を好み、葉を楽しむ植物として初心者にも選びやすい存在です。
アジアンタム
細かく繊細な葉が、ふんわりと横に広がる姿が魅力。
直射日光を避けた明るい場所を好み、水切れにだけ気をつければ、軽やかな表情を長く楽しめます。
空間にやさしさを足したい時に、そっと寄り添ってくれる植物です。
ペペロミア
肉厚で丸みのある葉が、こんもりと広がるコンパクトな植物。
乾燥にも比較的強く、管理がしやすいのが特長です。
小さめの鉢でもバランスよくまとまり、棚やテーブルに取り入れやすい一鉢です。
暮らしになじむ飾り方のコツ
横に広がる植物は、部屋にやわらかな奥行きと広がりがもたらします。
“面” で飾る感覚を楽しむ
縦ラインの植物が「点」だとしたら、横に広がる植物は「面」のイメージ。
壁や家具との関係を意識して配置すると、空間全体のまとまりが生まれやすくなります。
目線の高さに置く
テーブルやサイドボード、低めの棚など、自然と視線が向く高さに置くのがおすすめです。
葉の広がりがきれいに見える高さに置くことで、お部屋の中に心地よい“横の流れ” が生まれます。

広がる葉を受け止める、少し幅広で安定感のある鉢
浅め・口広の鉢で安定感と調和を
横に広がる植物には、「横幅」のある鉢が似合います。
葉の動きを受け止めるような、少し幅広で安定感のある鉢を選ぶことで、植物の姿がより自然に見え、落ち着いた印象に仕上がります。
大切なのは「眺めに余白をつくる」こと
植物を飾る際、ついギュッとまとめて置いてしまいがちですが、どこか落ち着かないと感じることはありませんか?

【Before】 『素敵』が渋滞? 鉢どうしを近づけすぎると、植物の個性が隠れてしまうことも

【After】 一鉢ずつに『居場所』を作って。少し空けるだけで、葉が一枚ずつのびのびと呼吸し始めます
そんな時は、思い切って周りを少し空けて「余白」を作ってみてください。
詰めすぎない配置にすることで、葉が一枚ずつのびのびと見え、景色全体がすっと整いま
す。
あなたの“好き” を大切にする暮らし
やわらかな雰囲気が好きなら、丸みのある植木鉢を。
落ち着いた印象にしたいなら、質感のある植木鉢を。
植木鉢のチョイスひとつで、お部屋の景色はあなたらしく変わっていきます。
大切なのは、目にした時に「この組み合わせ、好きだな」と感じること。
横に広がる植物と鉢の関係を楽しむことが、心地よいグリーンのある暮らしにつながっていきます。
今回の記事を読んだあと、ふとお家を見回して、横に広がる植物を一鉢置いてみたくなっ
たら。
そんな小さな後押しになれば嬉しいです。
<写真・文/RIKA>
RIKA/ 「みどりの雑貨屋」コーディネーター
関西に店舗を展開する、植物とそれに似合う雑貨のお店「みどりの雑貨屋」でブランドストーリーの企画や発信を担当。自宅マンションでは、ベランダガーデニングやDIYを楽しみながら、心地よいグリーンのある暮らしを実践。植物と鉢、雑貨を組み合わせた“みどりのある心豊かな暮らし” をSNSで提案している。
インスタグラム:@skipkibun_rika
「みどりの雑貨屋」公式サイト:midorinozakkaya.com






