• お気に入りの鍋があれば、鍋をつくるのも食べるのも、もっと楽しくなります。料理家の本田明子さん、生活道具店「jokogumo」店主の小池梨江さん、フードスタイリストの中村弘子さんのお三方に、自慢の鍋を見せてもらいました。
    (『天然生活』2025年2月号掲載)

    料理や道具のプロに「自慢の鍋」を見せてもらいました

    お話してくれた人

    画像1: “鍋自慢”3人のわくわく座談会「自慢の愛用鍋」を拝見。15年選手の圡楽や小林カツ代さん愛用の鉄鍋、大正13年創業の老舗がつくる美しいアルミ鍋など

    小池梨江さん

    東京・神楽坂にある生活道具店「jokogumo」(よこぐも)店主。日本各地のつくり手や産地に足を運んで店づくりを行う。「次に狙っているのはオーバル形の土鍋。収納場所を検討中です」

    画像2: “鍋自慢”3人のわくわく座談会「自慢の愛用鍋」を拝見。15年選手の圡楽や小林カツ代さん愛用の鉄鍋、大正13年創業の老舗がつくる美しいアルミ鍋など

    本田明子さん

    家庭料理家。モットーは「簡単だけど手を抜かない」。いままで関わった料理本は200冊ほど。「冬は毎日のように「〇〇〇鍋」。すっかりハマっています」

    画像3: “鍋自慢”3人のわくわく座談会「自慢の愛用鍋」を拝見。15年選手の圡楽や小林カツ代さん愛用の鉄鍋、大正13年創業の老舗がつくる美しいアルミ鍋など

    中村弘子さん

    フードスタイリスト。雑誌や書籍、広告などを中心に、テーブルトップのスタイリングを手がける。「機能はもちろん、見た目の美しさも欠かせないポイントです」

    ――今回は「鍋自慢」座談会ということで、料理家の本田明子さん、器と生活雑貨を取り扱う「jokogumo」の小池梨江さん、フードスタイリストの中村弘子さんにお集まりいただきました。

    そして、皆さんが愛用している鍋を持参してもらったのですが、これだけの鍋が集まると圧巻ですね。ありがとうございます。

    画像: 本田明子さんのアトリエにて。土鍋のほか、アルミ鍋やステンレス製もあり、サイズもさまざま。作業台に並びきらないほどたくさんの鍋が集結

    本田明子さんのアトリエにて。土鍋のほか、アルミ鍋やステンレス製もあり、サイズもさまざま。作業台に並びきらないほどたくさんの鍋が集結

    本田 たくさんあって楽しいですね。この小さな黒い鍋はホウロウ製ですか?

    小池 そうなんです。「グラタン皿」という名前で売られていて。ひとつ買ったのですが使いやすくて、もうひとつ買い足しました。

    画像: 小池さんのグラタン皿。450年以上の歴史があるオーストリアの老舗ホウロウメーカー「RIESS」社製。「グラタンやスープ、アヒージョなど、さまざまな料理に。ほぼ毎日使っています」(小池さん)

    小池さんのグラタン皿。450年以上の歴史があるオーストリアの老舗ホウロウメーカー「RIESS」社製。「グラタンやスープ、アヒージョなど、さまざまな料理に。ほぼ毎日使っています」(小池さん)

    本田 サイズ感もほどよくて、軽いのもいいですね。オーブンにも入れられるのよね? 次に買うとしたらこの鍋が欲しいですね。

    画像: 「サイズも色もすごく使いやすそうなホウロウ鍋! ひとり鍋にもぴったり」(本田さん)

    「サイズも色もすごく使いやすそうなホウロウ鍋! ひとり鍋にもぴったり」(本田さん)

    小池 私の場合はキッチンの収納に限りがあるので、収納場所を決めてから購入するようにしています。こういった小ぶりなものをふたつ買って重ねると省スペースになっていいんです。

    中村 大きな鍋はどうしても場所を取りますもんね。でも、小池さんの「圡楽」の土鍋はやっぱりかっこいいですね。

    小池さんが15年ほど愛用している土鍋「圡楽」

    小池 この土鍋はもう15年ほど使っています。冬はとくに欠かせません。わが家のツールの中ではかなり大物ですが、キッチンにワゴンがあり、そのスペースにぴったりで。スッと入ります。

    本田さんがふだんメインで使っている、アルミ鍋と土鍋

    本田 私も同じものを持っていたのだけど、うっかり割ってしまって。それ以降は3~4人で鍋を囲むときはこのふたつのどちらか。土鍋のほうはタジン鍋のようなものだったのだけど、やっぱりふたが収納しづらくて別の場所にしまっています。

    画像: アルミ鍋は直径30cmほどで4人なら十分のサイズ感。土鍋は持ち手がないタイプ。「大きめの鍋は、色や質感 ががらりと違う2種類があると、鍋のスープに合わせて使い分けられて便利ですよ」(本田さん)

    アルミ鍋は直径30cmほどで4人なら十分のサイズ感。土鍋は持ち手がないタイプ。「大きめの鍋は、色や質感
    ががらりと違う2種類があると、鍋のスープに合わせて使い分けられて便利ですよ」(本田さん)

    中村 この鍋ふたつは、どう使い分けているのですか?

    本田 鍋もののスープの色が濃いときは土鍋を。逆に色が薄いときは具材が見えやすいようにアルミの打ち出し鍋を使っています。打ち出しのうどんすき鍋は実家で使っていたもの。娘が帰ってくると必ずえびの水餃子をつくるのだけど、このアルミ鍋は水餃子には欠かせません。

    小池 年季ものだけど、とてもきれいですね。中村さんのアルミの打ち出し鍋も素敵ですね。

    中村さん愛用のアルミ鍋。常夜鍋や塩ベースの鍋に

    中村 私のものは7寸で直径21cmほど。ふたり分にちょうどいいサイズ感です。塩ベースの鍋ものや、しゃぶしゃぶ、さっと煮て食べる鍋料理に使っています。長く煮込む料理には使わないので具材が込み合うことはないと思ってこの大きさを選びました。

    ――なるほど。鍋といっても種類はさまざまなので、どういう鍋料理に使うのか明確にイメージして買い求めると、思っていたよりも大きい(=小さい)などという失敗が少なくなりますね。ほかには中村さんが土鍋を選ぶときのポイントはありますか?

    中村 小池さんの収納スペースの話でも挙がりましたが、土鍋などは大きいのでしまう場所がなくて、「見えるところに置く」ということになることも。

    それを踏まえて、色や素材感がインテリアをじゃましない、好みのものを選ぶようにしています。あとは、職業柄、盛り付けたときにきれいに見えるかどうかは外せないポイントですね。



    〈撮影/星 亘 構成・文/結城 歩〉

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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