(『天然生活』2025年2月号掲載)
料理や道具のプロに「鍋の味変アイテム」を教えてもらいました
お話してくれた人

小池梨江さん
東京・神楽坂にある生活道具店「jokogumo」(よこぐも)店主。日本各地のつくり手や産地に足を運んで店づくりを行う。「次に狙っているのはオーバル形の土鍋。収納場所を検討中です」

本田明子さん
家庭料理家。モットーは「簡単だけど手を抜かない」。いままで関わった料理本は200冊ほど。「冬は毎日のように「〇〇〇鍋」。すっかりハマっています」

中村弘子さん
フードスタイリスト。雑誌や書籍、広告などを中心に、テーブルトップのスタイリングを手がける。「機能はもちろん、見た目の美しさも欠かせないポイントです」
お気に入りの鍋があれば、鍋をつくるのも食べるのも、もっと楽しくなります。料理や道具のプロに自慢の鍋を見せてもらいました。今回は、お玉や鍋敷きなど、鍋まわりのアイテムをご紹介します。
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▼前回のお話はこちら
https://tennenseikatsu.jp/_ct/17818574
https://tennenseikatsu.jp/_ct/17818720
市販の鍋つゆいらずの「うま味だし」と「食材」は?
――皆さんは鍋料理をつくる際のお悩みなどはありますか?
小池 鍋のときのあるあるかなと思うのですが、夫や子どもがやたらと汁を飲んでしまい、シメのころにはほとんど水分がない……ということが多いんです。そういう場合はどうしたらいいですか?
本田 あるある(笑)。そんなときは、鍋をつくるのと並行して温めただし汁を用意しておくといいですよ。かつおでも昆布でもいりこでもお好みのもので。
鍋をつくるときは、肉と魚を組み合わせるとうま味があいまってコクが出るので、たとえば「かつおと昆布の合わせだし×具材に肉を使う」、「とりがらスープ×切り身魚」などミックスさせるのがおすすめ。だし汁と具材のうま味を上手に引き出せば、市販の鍋つゆに負けないおいしさになりますよ。
――なるほど。勉強になります。冬場はラクチンだし温まるし毎日でも鍋にしたいくらいだけど、「また鍋~!?」という家族の声も気になりますね。
本田 鍋というと、ついつい具材をいろいろ入れたくなってしまうけれど、そうすると寄せ鍋のように似た印象になってしまいます。「白菜と豚だけ」、「豚だんごときのこだけ」など食材の種類を絞るといいですね。また、ベースの味つけは薄めにしておいて、たれや調味料で味変させるのもおすすめ。おふたりの味変アイテムもおいしそう。

豚だんごときのこを入れただけの鍋
中村 辛いものが苦手な人やお子さんなどにも、卓上調味料でアクセントがつけられるし、飽きずに食べられますよね。
本田 そう。だしや具材、味変アイテムで幾通りも楽しめるのが鍋のいいところですね。今日の晩ごはんどうしよう……というときも、材料が少なくても、お気に入りの鍋ものがあれば食卓がうんと楽しくなると思いますよ。
〈撮影/星 亘 構成・文/結城 歩〉
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



