ポイントは「なめらかな口あたり」

「このプリンは、チョコレートの油分が分離しないよう気をつけて混ぜることができれば、あとは簡単。成功したも同然です」と、「甘堂ふわ作」のパシティエ・照井昌子さん。
チョコレートを湯せんで溶かすときに、お湯が入らないように気をつけること、そして、牛乳液を加えるときに少しずつ入れながらつやが出るまでよく混ぜること。
どうやら、ここが、口どけのいいなめらかプリンのコツのようです。
つくりながらほっこりやさしい気持ちに

「ゼラチンを使った今回のプリンの工程は、基本は混ぜて冷やすだけ」。チョコレートプリンの生地に泡立てた生クリームを混ぜるとき、マーブル状になじんでいく様子がきれいで、つくりながらほっこり幸せな気持ちになるのだとか。
「とろりと、なめらかな食感で、のど越しもいいプリンです。甘すぎない配合で仕上げたので、食後のデザートにもおすすめですよ」
ハートのいちごをトッピング

今回は、バレンタインも近いということで、より愛らしい見た目にアレンジしていただきました。
生クリームをハートに絞って、さらにハート形にカットしたいちごをトッピング。贈り物を目にした瞬間に、気分が高揚する幸せのチョコレートプリンができあがりました。
ふわ作流
「チョコレートプリン」のつくり方

材料(約6個分・1個85g程度)
| ● チョコレート(カカオ分53%を使用) | 90g |
| A | |
| ・牛乳 | 188g |
| ・コンデンスミルク | 34g |
| ・グラニュー糖 | 8g |
| ・洋酒(お好みで) | 7g |
| B | |
| ・粉ゼラチン | 5g |
| ・冷水 | 30g |
| ● 生クリーム | 158g |
下準備
・チョコレートは細かく刻んで大きめのボウルに入れ、湯せんで溶かしておく。
・冷水に粉ゼラチンを振り入れ、ふやかしておく。
・生クリームを8分立てくらいで立てておく。
つくり方
1 鍋にAの材料を入れて混ぜ、沸騰直前まで火にかける。
2 溶かしておいたチョコレートに1の一部を入れ、なじんでつやが出るまで泡立て器でよく混ぜる。3回くらいに分けて残りの1も入れて混ぜる。
〈ふわ作memo〉
分離を防ぐコツ
牛乳液との温度差が激しいと分離しやすいので、チョコレートの温度を上げすぎないように注意。また、いきおいよく混ぜすぎるのも分離の原因になるので、最初はゆっくりなじませるように混ぜて、その後、つやが出るまでよく混ぜましょう。
3 ふやかしておいたゼラチン液を600Wの電子レンジで5〜10秒ほど温めて溶かし、2に加えて混ぜる。
4 3のボウルを氷水に当てて、とろみがつくまで混ぜながら冷やす。
5 4に泡立てておいた生クリームを入れて混ぜる。
〈ふわ作memo〉
とろみが足りない場合
とろみが足りなければ、氷水に当ててさらに冷やしながら混ぜましょう。
6 好みの器に流して、冷蔵庫で2時間ほど冷やし固める。
〈アレンジのお楽しみ〉
バレンタインのデコレーション
「バレンタインの時期に楽しむなら、生クリームやいちごをハート形にアレンジするとかわいいですよ」と、デコレーションのコツを教えてもらいました。

1 いちごの葉を取り、ヘタを切って縦半分にカットする。

2 ヘタ側を小さく三角形に切る。

3 上下を返せばハートのいちごの完成。

4 生クリームを8分立てくらいで立てて、直径1.5~2cmの口金が入った絞り袋に詰める。プリンの上にぽってりと絞る。

5 4で絞ったクリームの隣にもうひとつ絞り、ハート形にする。

6 ハートのいちごを添える。
〈料理/甘堂ふわ作 スタイリング/池 亜希子 撮影/星 亘〉
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甘堂ふわ作(かんどうふわさく)

東京・三鷹台にある小さなお菓子屋さん。オーナーは照井由利子さん、パティシエは照井昌子さんの、姉妹が営むお店。昌子さんは製菓学校で学んだあと、洋菓子店やカフェの仕事を経て、独立。マルシェやイベントなどでお菓子を販売するようになり、2019年にお姉さんの由利子さんとともに「甘堂ふわ作(かんどうふわさく)」を開店。スコーンやマフィンにプリン、そして、季節のケーキなど、素朴でやさしい味わいのお菓子にじわじわとファンが増え続け、いまではたくさんの常連さんが通う地元の人気店に。
インスタグラム@kfuwasaku
●住所:東京都三鷹市井の頭2丁目7-1
●OPEN :水・木・土・日曜/12:30~20:00(お菓子がなくなり次第、終了)










