現地の友人から教えてもらった
ミニ「セムラ」のつくり方

今回、紹介するのは、お菓子づくりが得意なスウェーデンの友人、フィリックスが考えたオリジナルレシピ。伝統的なつくり方をベースにしたミニ・セムラです。
フィーカのおともにちょうどいい、かわいいサイズに焼き上がりますよ。
材料(約15個分)
| <パン生地> | |
| ・バター(無塩) | 25g |
| ・牛乳 | 100g |
| ・ヨーグルト(無糖) | 50g |
| ・溶き卵 | 1個分 |
| ・準強力粉 | 180g |
| ・カルダモンパウダー | 2.5g |
| ・生イースト | 12.5g |
| ※またはドライイースト4g | |
| ・グラニュー糖 | 32g |
| ・塩 | ひとつまみ |
| <ホイップクリーム> | |
| ・生クリーム | 200mL |
| ・グラニュー糖 | 10g |
| ●アーモンドペースト ※1 | 100g |
| ●生アーモンド | 8粒 |
| ●生クリーム | 少々 |
| ●粉砂糖 | たっぷり |
※1 今回は瓶詰めのアーモンドペーストを使用。生アーモンドをフードプロセッサーでペースト状にしてもOK
下準備
・バターを常温に戻しておく
・天板にオーブンシートを敷いておく。
つくり方
1 小さな鍋にバターを入れ、焦がさないように弱火で溶かす。牛乳とヨーグルトを加え、約37℃になるまで温める。
2 1を大きめのボウルに移し、イースト、グラニュー糖、塩を加えて混ぜ、イーストが溶けるまでかき混ぜる。次にカルダモンを加え、小麦粉をふるい入れ、生地をこねる。
3 濡らしてかたく絞った布を2のボウルにかけ、2倍の大きさになるまで約1時間発酵させる。
4 パン生地を、直径約3cmの小さなボール状に丸め、オーブンのトレイに並べる。再びかたく絞った布をかけ、約20分間発酵させる。

5 パン生地の表面に卵液を塗る。200℃に予熱したオーブンで約8分焼き、焼きあがったらトレイの上で冷ましておく。

6 ホイップクリームをつくる。ボウルにすべての材料を入れ、8分立てまで泡立て、冷蔵庫で冷やしておく。
7 アーモンドをナイフで刻み、フライパンで軽くトーストする。
8 5のパンは、それぞれ、上部をカットし、下部の中身を少しくり抜く。


9 ボウルに、7と、8のくり抜いて取り除いたパン生地、アーモンドペースト、生クリーム少々を加えて混ぜ合わせる。
10 8でカットしたパンの下部分に、15等分した9のクリームを詰める。残りも同様に行う。

11 10の上にホイップクリーム1/15量を絞り、8で切り落としたパンの上部をのせて蓋をする。残りも同様に行う。

12 たっぷりと粉砂糖を振りかけて完成。国旗ピックはお好みで。

最後に……
スウェーデンのあたたかな家時間を、暮らしのなかに

「友人からの手ほどきを受けながら、パン生地と格闘中」の池上さん
スウェーデンでは、男性も家時間にお菓子づくりを楽しみます。スウェーデンのお茶時間「フィーカ」は、自作のお菓子をおともに、家族や友人と喜びを分かち合う大切なひとときです。
日本でも、「お菓子づくり男子」が増えていけば、スウェーデンのように、幸福感に満たされた家時間が広がっていくのでは……、なんて思ったミニ・セムラづくりでした。

ごちそうさまでした
* * *
〈文/池上貴之、レシピ/フィリックス・ホルガース〉
より深くスウェーデンを知りたい人へ
◆「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」
東京都美術館にて展覧会「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」が4月12日(日)まで開催中。19世紀末から20世紀にかけてのスウェーデン近代絵画を紹介しています。特設ショップにて北欧の思想家エレン・ケイの『美しさをすべての人に』(konst)も販売。
https://swedishpainting2026.jp/
フィリックス・ホルガース
本記事のレシピを提供。フィーカ文化を世界に伝えるプロジェクメンバー。現在、スウェーデン西地区の芸術行政官。インスタグラム:@fruxot
池上貴之(いけがみ・たかゆき)
金沢大学准教授。北欧のデザインや美術教育を研究。障がい者の創作活動を支援する一般社団法人konstエデュケーショナル・デザイナー。
インスタグラム:@taka_ikegami





