• みなさんは、春の訪れを知らせるスウェーデンの伝統菓子「セムラ」をご存じですか? スウェーデンには、イースター7週間前の火曜日に設定される、年に1度「セムラの日」があり、2026年は2月17日。もうすぐ訪れる「セムラの日」に向けて、北欧デザイン研究者の池上貴之(金沢大学准教授)さんが、スウェーデンの友人から教えてもらったという、とっておきのレシピを紹介してくれました。

    2026年2月17日、スウェーデンの伝統菓子が主役になる日

    画像: 2026年2月17日、スウェーデンの伝統菓子が主役になる日

    セムラとは?

    セムラはスウェーデンの伝統的なお菓子。その起源は何百年も前にさかのぼります。断食前にお腹をふくらませるために食べられていたこともあって、ずっしりとしたボリュームがあり、ひとつ食べるだけで満腹に。

    スウェーデンでは、年に1度セムラの日があり、その日が近づくと、街中のカフェやケーキ屋さんの店頭には、味も見た目も工夫を凝らしたいろんなセムラが並びます。その日が、2026年は2月17日。

    留学中、私も、友人とのフィーカのお茶時間に初めてセムラをいただきました。見た目はシュークリームのようですが、食べてみると、まったく違う味わいで、びっくりしたのを覚えています。

    一般的なセムラは、モチモチとしたパンに、アーモンドペーストとホイップクリームをたっぷりと挟んだ甘いお菓子。口にほおばると、カルダモンの香りが広がり、ジャリッとしたアーモンドの食感が楽しめます。

    現地の新聞では、おいしいセムラをめぐり、ランキングが載るほど、子どもから大人まで国民みんなに愛されているお菓子なんです。

    すくったり、ひたしたり。現地で愛される食べ方いろいろ

    食べ方にもいろいろとあり、ひとつは、上に乗っかるパンを手に取り、中のクリームをすくって食べる方法。もうひとつは、セムラを入れた器にたっぷりの牛乳を注ぎ込み、浸して一緒に味わう方もいます。

    私は、そのままガブリといただきます。

    ぜひお好きな方法で味わってみてください。

    * * *

    〈文/池上貴之、レシピ/フィリックス・ホルガース〉

    より深くスウェーデンを知りたい人へ

    ◆「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」

    東京都美術館にて展覧会「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」が4月12日(日)まで開催中。19世紀末から20世紀にかけてのスウェーデン近代絵画を紹介しています。特設ショップにて北欧の思想家エレン・ケイの『美しさをすべての人に』(konst)も販売。
    https://swedishpainting2026.jp/

    『美しさをすべての人に』(エレン・ケイ 著/池上貴之 訳/一般社団法人konst 刊)

    画像: 現地直伝!スウェーデンの伝統菓子「セムラ」のつくり方。2月17日、スウェーデンはセムラの日。もちもちパンにクリームたっぷり“国民に愛される”かわいいフィーカのおとも/池上貴之さん

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    フィリックス・ホルガース
    本記事のレシピを提供。フィーカ文化を世界に伝えるプロジェクメンバー。現在、スウェーデン西地区の芸術行政官。インスタグラム:@fruxot

    池上貴之(いけがみ・たかゆき)
    金沢大学准教授。北欧のデザインや美術教育を研究。障がい者の創作活動を支援する一般社団法人konstエデュケーショナル・デザイナー。
    インスタグラム:@taka_ikegami



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