• 栃木県益子町の里山で、四季に寄り添う暮らしを送る仁平里帆さん。なかでも、暮らしの要である台所では、季節の行事食や旬を味わう料理を、心を込めてつくっています。そんな仁平さんの春の楽しみが「よもぎ」。庭の一角に生えたよもぎを使って「よもぎ餅」づくりの様子を見せてくれました。

    三月二十二日
    春の香りと春の色

    この季節、我が家の庭の一角には、優しい色をした蓬(よもぎ)が群生する。そこだけ、まるで蓬の絨毯のよう。

    坊やとお散歩しながら蓬を摘んで、蓬餅をこしらえる。この季節の蓬は白くて柔らかくて、お餅と混ぜたら翡翠のように美しかった。

    春の香りが体じゅうに広がった。

    画像: 三月二十二日 春の香りと春の色

    春の香りを楽しむ
    よもぎ餅のつくり方

    材料(8個分)

    ● 蓬両手いっぱい
    ● 上新粉150g
    ● 白玉粉50g
    ● 砂糖大さじ1
    ● 餡子約240g(一個30gくらい)

    つくり方

     蓬を両手いっぱいに摘む。白くて柔らかい部分を選んで。熱湯でさっとゆがき、すり鉢で細かくする。

    画像1: つくり方

     上新粉と白玉粉、砂糖を入れたボウルにお湯(分量外)を少しずつ入れて、耳たぶの固さまでこね、蒸籠で約15分蒸す。そこにを入れて翡翠色になるまでこねる。

    画像2: つくり方

     を8等分にして丸め、楕円形に伸ばす。中に丸めた餡子(約30g)を包んだらできあがり。

    画像3: つくり方

    ※本記事は『からだと心整う 台所ごよみ365日 七十二候を味わう暮らしの知恵』(エクスナレッジ)からの抜粋です。

    『からだと心整う 台所ごよみ365日 七十二候を味わう暮らしの知恵』(仁平里帆・著/エクスナレッジ・刊)

    画像: 春の香りを楽しむ「よもぎ餅」のつくり方。摘みたてのよもぎをたっぷり味わう“美しい翡翠色”のごちそう/仁平里帆さんの四季に寄り添う暮らし

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    ◆里山の豊かな台所から届く、日々をそっと支える「暮らしのヒント」と「心整う言葉」◆

    広い居間の三分の一ほどの面積を占める、仁平さんの台所。火が人の暮らしの中心にあった昔の営みを感じたいと、縁側にはおくどさんもあります。

    目には見えなくとも、「昔はどの台所にも神様がいたのではないか」という気持ちで台所に立つと、とても幸せな気持ちになるそう。

    本書は、心を込めて手を動かし、四季に寄り添う暮らしを楽しむ仁平さんの日々の気づきを、季節の行事や風習とともに綴ったエッセイ。

    目に見えるものだけでなく、見えないものへの感謝の気持ちも湧いてくる、一日を大切にしたくなるお守りのような1冊です。

    【目次】
    ・二十四節気と七十二候のこと
    一月/二月/三月/四月/五月/六月/七月/八月/九月/十月/十一月/十二月

    Column
    ・柚子釜ゆべしの作り方
    ・蓬餅の作り方
    ・矢篠のちまきの作り方
    ・森のお包みの作り方

    日めくりカレンダーのように楽しめる
    『からだと心整う 台所ごよみ365日』

    からだと心整う台所ごよみ365日の楽しみ

    365日で綴られる本書の魅力のひとつは、日めくりカレンダーのように楽しめること。

    ブックスタンドに立て、毎日、目に入る場所におけば、今日という1日をより豊かに過ごすためのやさしい気づきを与えてくれるはずです。


    仁平里帆(にへい・りほ)
    「仁平古家具店」と「pejite」を営む夫・透さん、息子の天音くんとともに、栃木県益子町の自然豊かな里山で暮らす。二十四節気や七十二候、月の満ち欠けといった暦を手がかりに、日本の素朴な美しさを大切にしながら暮らす。インスタグラムでは、里山での暮らし、台所から見える景色、地元野菜を使った料理や保存食、そして自宅まわりの四季折々の美しい風景を発信している。
    インスタグラム@_______aun



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