(『すぐ!薬膳 いつものごはんで心と体を整える』より)
薬膳とは「旬のものを食べること」
薬膳は難しそう……。そう思っていませんか?
「旬の食材をいただく。それだけでいいのです」と語るのは、薬膳料理研究家の植木もも子さん。
旬のものは、その季節に起こりやすい不調や不快な症状を未然に防いでくれる性質を備えているといいます。
本記事では、毎日のごはんに取り入れやすい植木さんの薬膳レシピの中から、春に食べたい「鶏もも肉のタイム焼きたけのこ添え」をご紹介します。
まだ寒さが残る早春の冷え解消に役立つのが鶏肉。おなかを温める作用があり、消化吸収を担う脾と胃を健やかにします。
また、春はタイムのような香りのよいもので気を巡らせることも大事。代謝が上がって不要なものが排出され、気分も安定します。
「鶏もも肉のタイム焼きたけのこ添え」のつくり方

材料(2人分)
| ● 鶏もも肉 | 1枚 |
| ● タイム | 10枝 |
| ● たけのこ(水煮) | 小1本 |
| ● 新たまねぎ | 1/2個 |
| ● にんじん | 1/2本 |
| ● 米油 | 大さじ1/2 |
| ● 塩、こしょう | 各少々 |
| ● 白ワイン | 大さじ3 |
つくり方
1 鶏肉は下処理(※)をして4等分する。
※肉はさっと水洗いし、水気をペーパータオルで拭き取る。塩適量をすり込んで酒少々を振り、5分ほどおく。
2 たけのこは縦4つ割りにする。たまねぎはくし形に4等分し、にんじんは7~8mm厚さの半月切りにする。
3 フライパンに米油をひいて熱し、1を並べ入れ、タイムをのせる。フライパンのあいたところに2を並べて塩、こしょうを振り、よい焼き色がつくまで焼く。
4 3に白ワインを振り入れ、ふたをして1~2分蒸し焼きにする。
春のタイムで巡りをパワーアップ
春に育つタイムはとりわけ香りが高いハーブとされ、気をよく巡らせてくれます。ソテーだけでなく、煮込みやスープなど幅広い料理にどうぞ。
本記事は『すぐ!薬膳 いつものごはんで心と体を整える』(山と渓谷社)からの抜粋です
〈撮影/中本浩平〉

植木もも子(うえき・ももこ)
管理栄養士、国際中医師、国際中医薬膳管理士。東京家政学院大学卒業後、岸朝子氏に師事し料理記者として活動。その後、フードコーディネーターとして活躍。仕事を通じて食の大切さを改めて実感し、中医学と薬膳を学び資格を取得。「おいしく!賢く!楽しく!健康に!」をモットーに、「私たちの心身は食べたものでできている」ということを書籍や雑誌などを通じて発信している。著書に『お茶でかんたん飲む薬膳』『薬膳おむすび』(家の光協会)、『薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』(西東社)、『薬膳サラダごはん』(新星出版社)ほか多数。
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