(『天然生活』2025年4月号掲載)
春植え16種、秋植え16種で、年間32品目栽培プラン
ここでは1年を通して、3〜8月に春夏野菜16種、9月〜翌年2月の秋冬野菜16種、合計32種を育てるプランを紹介します。
3月にじゃがいもを植えつけるところからスタートし、春夏野菜は4〜5月に植えつけを。すぐに大きくなるきゅうりやおくらは、実が小さくてもどんどん収穫し、株が疲れないようにします。
8月のお盆を過ぎたら夏野菜は撤収を。トマトやきゅうりは実がなっていてもいさぎよく終わりにして、秋野菜の植えつけに切り替えます。
「秋野菜は種まきや植えつけが1日遅れるだけで、収穫が数日〜数週間遅くなってしまいます。夏野菜に引きずられずに、適切な植え時を逃さないようにしましょう」
※栽培時期は関東地方の平地を目安としています。住んでいる地域に合わせて、植えつけや収穫期を調整してください。
畑の区画分け
基本は1マスに1種。普段使いの野菜たちをいろいろと収穫して楽しみましょう。

春植え16種の栽培プラン
4月の栽培プラン

3月中旬に【3】じゃがいもを植えて、【4】ラディッシュの種をまく。4月下旬にその他の夏野菜の植えつけを。じゃがいもの芽が出たら10日を目安に1回目、その2週間後に2回目の土寄せ(株元に土を高く寄せる)を。ラディッシュは2回間引きをし1マス16株に。
アドバイス
前年11、12月から寒さよけをして小松菜、ルッコラ、チンゲン菜、ラディッシュを植えると春先も収穫できる。
5月の栽培プラン

【4】に植えたラディッシュの収穫は終了。茎や葉が大きく広がるなすは、【3】【4】【7】【8】のまんなかに苗を植える。支柱を立てて、側枝2~3本で栽培する。【1】トマトは支柱を立てて、茎を誘引。わき芽はていねいに摘み取っておく。【2】きゅうりも支柱やネットでツルを誘引する。
アドバイス
雑草が勢いよく生え始める時季なので、その前に熊手で土の表面を軽く耕し発芽を防ぐ。
〈雑草の発芽の防ぎ方〉
雑草は伸びると駆除がひと苦労です。草が生える前に、週1ペースで熊手や鎌で軽く土を耕して雑草を防ぎます。もし草が生えてきたら、すぐに鎌で刈るか手で抜くように。
6月の栽培プラン

きゅうりの収穫スタート。実が小さくてもどんどん収穫して株を元気な状態に保つ。【14】いんげんはさやが膨らんだら収穫する。さやの付け根から摘み取るのがコツ。じゃがいもは茎や葉が枯れて黄色くなったら晴れた日に収穫。このとき、なすの根を傷めないこと。
アドバイス
湿気は病気の原因になるので、風通しに気をつける。トマトやなすは枝葉が混み合わないよう余計な枝を切る。
7月の栽培プラン

トマト、なす、【9】ピーマン、【10】とうがらし、【12】おくらを収穫し、なすは2週間ごとに株元に追肥。トマトとおくらは収穫した実の下に付いている葉を切り落とす。【13】枝豆はさやが膨らんだら株ごと抜き取る。【11】モロヘイヤ、【15】バジル、【16】しそは枝先を摘み次々と収穫を。
アドバイス
菜園が遠く頻繁に収穫できないときは、次に行くまでに大きくなりすぎそうな実を、小さくても収穫しておく。
8月の栽培プラン

7月末~9月までに、【5】落花生、【6】しょうが、なす以外の夏野菜は切り上げて土を軽く耕し、元肥を施す。お盆過ぎの雨が降った翌日に【7】にんじんの種まきをする。にんじんは水分がないと発芽しないので、芽が出るまで土を乾かさないように気をつける。
アドバイス
にんじんは最初の生育がゆっくりなので、雑草に負けないように、こまめに草取りをする。
〈監修/和田義弥 取材・文/工藤千秋 イラスト/はまだなぎさ〉
和田義弥(わだ・よしひろ)
フリーライター。1973年生まれ。20~30代にオートバイで世界一周。40代を前に茨城県筑波山麓の農村で暮らし始める。約5反の田畑で米や野菜を自給。ヤギやニワトリを飼い、冬の暖房は100%薪ストーブで賄う自給自足的アウトドアライフを実践中。著書に『育てやすい&たくさんとれる 一坪ミニ菜園入門』(山と溪谷社)などがある。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



