車椅子と手すりはレンタルがおすすめ
次に、レンタルしたものをご紹介します。まずひとつめは「据え置き型」の手すりです。
手すりというと、「リフォームが必要、賃貸では無理」と思われるかもしれません。私たちも当然そう考えていたのですが、床に置くだけで部屋に手すりが誕生したのです。
脳梗塞の数年後、肝硬変になった母は、体力が落ちてしまい、自力で布団から起き上がることが難しくなってしまいました。
介護ベッドの導入も考えたのですが、とても小さな家だったので、通常のベッドですら設置はなかなか難しい状況でした。
ケアマネジャーさんに相談してレンタルしたのが、据え置き型の手すり「たちあっぷ」(※)です。(※ 現在は「たちあっぷⅡ」「サムリング」という商品名になっています)
布団のすぐ隣に設置すると、母は手すりの横をつかんで起き上がることが出来ました。また室内で移動するときにも、ちょっとつかまれる場所があると便利なんですよね。

当時使用していた手すりに似たモデル。矢崎化工「たちあっぷⅡ CKA-31」
www.kaigo-web.infoもうひとつレンタルしたアイテムは、車椅子です。
最初は購入を考えていました。外で使うものなので、購入してしまう方が汚れや破損など気兼ねすることなく利用できるのでは?と思ったからです。
ところが相談員の方は「レンタルの方がおすすめです。その後のメンテナンスなどもありますし、破損があった場合もすぐフォローできます」と。なるほど、確かに、と思い、レンタルをお願いしました。
これがまた、結構たくさんの種類があるものなんです。お風呂の椅子を借りたときと同様に、相談員の方が家までいくつかの候補を運んできてくれました。
電動ではなく自走式なので母が動かしやすいか、サイズや座り心地はどうか、いろんな観点からチェック。マンションの外廊下で何度も試しました。相談員の方が根気よく付き合ってくださり、本当にありがたかったです。
車椅子を使うのは外出時ですが、室内に置いておくため、折りたたみ出来るものを選びました。タクシーに乗るときもトランクに簡単に載せてもらうことが出来て便利でした。

当時の携帯電話で撮影した写真のため、画像が粗くてごめんなさい!

折りたたむと幅を取らなくなります
※ 本記事は個人の体験に基づくものです。介護保険制度や利用できるサービス、身体状況への適応については、お住まいの地域の地域包括支援センターやケアマネジャーなど、専門の窓口へご相談ください。

小黒悠(おぐろ・ゆう)
1983年、東京都出身。服飾系専門学校を卒業後、貸衣装店勤務を経て、23歳で図書館に転職。その後20代〜30代に母親の在宅介護を経験。現在は会社員として働きながら、ケアや介護をテーマに「はるから書店」を個人で運営している。
はるから書店:
https://harukara-reading.stores.jp/
インスタグラム:@harukara_reading
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