• 介護やケアに特化した本屋さん「はるから書店」を営む、小黒悠さん。27歳から約6年半、脳梗塞になったお母さまをひとりで介護しました。本記事では、小黒さんの経験に基づいたリアルなお話をお届けします。今回は「介護保険で手に入れた便利なアイテムやサービスのお話」。お風呂で使う椅子や車椅子、手すりなど、介護に役立つアイテムから、訪問看護サービスまで、介護に役立ったものを紹介します。

    訪問看護サービスで気持ちが楽に

    そして最後に、利用したサービスについてご紹介します。

    我が家の場合は「訪問看護」をお願いしました。週に一度、看護師さんに訪問してもらい、母の体調の確認をしてもらいます。

    これは、私のためにお願いしたといっても過言ではありません。あえて私の休みの日に訪問日を設定し、母と一緒に訪問看護師さんが来るのを待ちました。

    私が仕事で留守にしているあいだに来てもらうことも考えたのですが、私が母の健康のことを日常的に相談できる機会が欲しかったのです。

    介護のキーパーソンになると、判断に迷ったり、悩んだりすることが本当に頻繫に起こるんです。

    母の体調に変化があると「これは病院に行った方がいいのか?」と迷うことはしょっちゅう。気になる症状があっても、かかりつけが大きな総合病院だと気軽にふらりとは行かれません。

    そんなときに看護師の方に相談し、一緒に考えてくれる存在ができたことで、ずいぶん気持ちが楽になりました。

    画像: 訪問看護サービスで気持ちが楽に

    また、訪問看護師さんは、ふだんから地域を回っているので、周辺の医療情報にとても詳しいのです。私があるとき腰痛に悩んでいると、訪問でマッサージをしてくれる理学療法士さんを紹介してくれました。

    相談してみると、思いがけず母のリハビリもお願いできることになり、母はリハビリを、私は自費診療でマッサージを受けることが出来ました。こういう情報はネットで探しても意外と見つからないんですよね。とても助かりました。

    介護保険で利用できるサービスは介護度によって違いがありますが、まずは「こんなことは出来ますか?」「こういうことに困っています」と、ケアマネジャーさんになんでも相談してみる事が大切だと思います。

    また、訪問看護師さんとのちょっとしたおしゃべりは、母にとっても私にとっても、家族以外の人と交流できる新鮮な時間となりました。


    ※ 本記事は個人の体験に基づくものです。介護保険制度や利用できるサービス、身体状況への適応については、お住まいの地域の地域包括支援センターやケアマネジャーなど、専門の窓口へご相談ください。



    画像: 無理せず、車椅子を使ったっていいじゃない♪

    小黒悠(おぐろ・ゆう)
    1983年、東京都出身。服飾系専門学校を卒業後、貸衣装店勤務を経て、23歳で図書館に転職。その後20代〜30代に母親の在宅介護を経験。現在は会社員として働きながら、ケアや介護をテーマに「はるから書店」を個人で運営している。

    はるから書店: https://harukara-reading.stores.jp/
    インスタグラム:@harukara_reading
    X:@harukarareading



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