介護やケアに特化した本屋さん「はるから書店」を営む、小黒悠さん。27歳から約6年半、脳梗塞になったお母さまをひとりで介護しました。本記事では、小黒さんの経験に基づいたリアルなお話をお届けします。今回は「介護保険で手に入れた便利なアイテムやサービスのお話」。お風呂で使う椅子や車椅子、手すりなど、介護に役立つアイテムから、訪問看護サービスまで、介護に役立ったものを紹介します。
あの時の私に伝えたいこと
無理せず、車椅子を使ったっていいじゃない♪
脳梗塞のあと、リハビリでせっかく歩けるようになった母に対し、「歩けるのだから、歩かなくちゃ」という強い気持ちがありました。
歩かないと、どんどん力が弱くなってしまうような気がして怖かったのです。
でもあるとき、母がたまたま通院時に病院の廊下で転んでしまい、その日は病院の車椅子をお借りして過ごしました。
すると診察が全部終わるまで母の体力ももち(いつもはヘトヘト)、一緒にレストランでランチをすることが出来たのです。
頑張ることは大切だけど、無理をしないでもっと楽しむ時間をつくろう。そう思うきっかけになりました。
もっと早く車椅子をレンタルしていたら、もっとたくさんの場所に一緒に出かけることが出来たのかもれしません。そのことが少し、心残りになっています。
※ 本記事は個人の体験に基づくものです。介護保険制度や利用できるサービス、身体状況への適応については、お住まいの地域の地域包括支援センターやケアマネジャーなど、専門の窓口へご相談ください。

小黒悠(おぐろ・ゆう)
1983年、東京都出身。服飾系専門学校を卒業後、貸衣装店勤務を経て、23歳で図書館に転職。その後20代〜30代に母親の在宅介護を経験。現在は会社員として働きながら、ケアや介護をテーマに「はるから書店」を個人で運営している。
はるから書店:
https://harukara-reading.stores.jp/
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