• 台湾を訪れたハーバリストの石丸沙織さんに、旅のお話を聞きました。今回は、「台湾の植物園巡り」のお話です。台北にある台湾最古の台北植物園では日本人の植物博士で「台湾植物の父」と呼ばれた早田文蔵博士に想いを馳せ、台南では樹齢100年以上の大きなガジュマルの木や種子の博物館を訪れた石丸さん。美しい写真とともに台湾の植物をお楽しみください。

    台南で出会った、大きなガジュマルの木と種子の博物館

    旅の後半は、列車に揺られて台南へ。台南駅の東側に広がる成功大学の構内に、樹齢100年を超えるガジュマルがあると聞き、立ち寄りました。

    大正12年当時、皇太子だった昭和天皇によって植樹されたものもあり、激動の台湾の歴史を見守ってきました。

    雨続きだった台北とは打って変わって、台南では晴天の日が多く気温も上がり、この日も陽射しを浴びながら、学生さんたちが芝生の上で思い思いに過ごしていました。

    画像: 樹齢100年を超えるガジュマル。写真の右端にいる私のサイズと比べるとその大きさが分かるのでは?

    樹齢100年を超えるガジュマル。写真の右端にいる私のサイズと比べるとその大きさが分かるのでは?

    しっかりと根を下ろしたガジュマルを後にして、その足で植物の種を集めた「千畦(せんけい)種子博物館」を訪れました。この博物館は、広い庭のある屋敷を改装した建物ですが、それでも収まりきらないほどの個人コレクションが溢れる、素敵なスペースです。

    画像: 台南・種の博物館にて

    台南・種の博物館にて

    来館者を楽しませる工夫がいっぱいで、お父様から館を受け継いだ現館長さんがガイドツアーをしながら、子どもから大人まで楽しませてくれます。

    画像: 種の標本が並ぶ「千畦種子博物館」

    種の標本が並ぶ「千畦種子博物館」

    子孫を残すために多様になっていった種の形を楽しんだり、色やつや、風味にひかれて人間がどのように活用してきたかを教えてくれます。

    アクセサリーなどの装飾品になったり、日用の道具になったり、コーヒーのように飲んだり、カカオのようにその油脂をスキンケアに利用したりと、種が私たちの暮らしにしっかり根ざしていることを教えてくれます。

    画像: 博物館の中には楽しい工夫がたくさん

    博物館の中には楽しい工夫がたくさん

    画像: カカオ脂を抽出するワークショップも開催している

    カカオ脂を抽出するワークショップも開催している

    台湾を知る、おすすめの1冊

    台湾探見 Discover Taiwan―ちょっぴりディープに台湾(フォルモサ)体験』片倉真理、片倉佳史・著(ウェッジ)

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    ▼石丸沙織さん「台湾を旅して、ハーブに出会う」そのほかのお話はこちら

    〈撮影/田尾沙織 文/石丸沙織〉

    石丸沙織(いしまる・さおり)
    英国メディカルハーバリスト、アロマセラピスト。イギリスでハーブ医学を学んだのち、東京、香港を経て、2011年より鹿児島県奄美大島在住。地域に根差したハーバリストとして、身近なハーブを暮らしに取り入れたケアを広めている。菓子研究家・長田佳子さんとの共著に『ハーブレッスンブック』(アノニマ・スタジオ)、訳書に『フィンランド発 ヘンリエッタの実践ハーブ療法』(フレグランスジャーナル社)がある。

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    『ハーブレッスンブック』(石丸沙織・長田佳子・著/アノニマ・スタジオ・刊)

    画像: 台湾に行ったら訪れたい「植物園」を巡る旅。最古の台北植物園で“台湾植物の父”に想いを馳せる…樹齢100年のガジュマル、種の博物館など/ハーバリスト・石丸沙織さん

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    メディカルハーバリストの石丸沙織さんと菓子研究家・長田佳子さんは2018年より「herb lesson」を開催してきました。ハーブのテイスティングとそのシェアリングに時間をかけ、教科書的なハーブの知識だけではなく、それらが使う人の心身にどのように響くかを大切にしています。

    ハーブティー、ブレンドの考え方、ハーブバス、チンキなどのレメディ、ハーブの風味を味わうお菓子を暮らしに取り入れてみましょう。自分の感覚を大事にする、こころとからだを癒すセルフケアの方法やアイデアをご紹介します。

    ハーブとの出会いを通して、新しい自分に出会える一冊です。



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