(『天然生活』2025年6月号掲載)
老けない食べ方で体質改善
40代も半ばを過ぎると、「消化力が落ちた」「昔より太りやすくなった」「しわが増えた」といった不調を感じる人が増えてきます。それを「年だから仕方ない」と考える人も少なくありません。
「『体質的な症状だから治らない』と割り切る人も多いですが、実は食材の選び方や食べ方次第で、そういった不調が改善されたりすることも。また『老化は止まらない』と思いがちですが、日々何を食べるかで老化のスピードも格段に変わります」
胃腸の不調を感じやすい人に
おすすめの食材と調理法の工夫
おすすめの食材
腸内の善玉菌を増やし、便を柔らかくしてくれる「水溶性食物繊維」の食材、海藻類や根菜類、きのこ類などをしっかり食べましょう。
また近年は腸内細菌によって発酵し、結果的に腸内環境を整えてくれる「発酵性食物繊維」(水溶性食物繊維のほとんどが含まれている)にも注目。全粒粉小麦や玄米、豆類などに豊富に含まれています。

〈主な食材〉
わかめ、昆布、ひじき、さつまいも、長いも、じゃがいも、さといも、ごぼう、きのこ、とうもろこし、バナナ、キウイ、アボカド、大豆、小豆、もち麦、オートミールなど
調理法の工夫
生もの、脂っこいものは消化に負担がかかるため、胃腸の仕事量を減らす意味で控えめにします。
ふだんの食事は煮る、蒸す、焼くなど、火を入れたものを中心に。食材は細かく切ったりすりつぶしているほうが、消化の負担が減ります。
胃腸が弱ったときはごはんをおかゆに、主菜をスープにするなど、おなかを守るメニューに。

〈監修/工藤あき 取材・文/田中のり子 イラスト/カトウミナエ〉
工藤あき(くどう・あき)
消化器内科医、美腸・美肌評論家。一般内科の臨床医として働くほか、腸活×菌活を生かしたダイエット・美肌・エイジングケア治療にも力を注ぐ。その美肌から「むき卵肌ドクター」の愛称も。著書に『体が整う 水曜日の漢方』(大和書房)、『老けない人が食べているもの』(アスコム)など。2児の母。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです




