〈体〉体の水はけを促す3つのケア
1.5本指ソックスで足元の通気性アップ
東洋医学では、足の指先は経絡(気の通り道)の末端が集まる部分。指を解放することで、気が末端までしっかりめぐるようになります。
足の指の間は汗腺が密集し、とくに湿気がこもりやすい場所。5本指ソックスは指を1本ずつ包むので通気性が格段に上がります。
汗をかいたら、靴下の履き替えも忘れずに。湿った靴下を履き続けると、せっかくの通気も台無しになり、足元から冷えと湿気を呼び込んでしまいます。替えの靴下を1足持ち歩いておくと、外出先でも、さっとリセットできます。

2.お灸で「三陰交」のツボを温める
体の水はけに効果的なのが、三陰交(さんいんこう)というツボ。水分代謝に関わる3つの経絡が交わる場所で、むくみや冷え、だるさ、婦人科系の不調まで幅広く整う万能ツボです。
ドラッグストアなどで手に入る「せんねん灸」なら、自宅で手軽に試せます。寝る前の5分間などに左右どちらも温めるといいでしょう。
三陰交のツボの位置
内くるぶしから指4本分上にある部分。軽く押すと、少しズーンと響いたり、痛気持ちいい感じがしたりする。

3.足首まわりをほぐす
梅雨の湿気は、体の下のほうにたまります。なかでも、足首は水分が滞りやすい部分。
足首まわりが固いと、下半身に水分が滞り、むくみやだるさ、重さの原因に。足首をほぐして、たまった水分を流しましょう。
「足首まわり」のほぐし方
1.つま先を左右交互にぐっと手前に引く→ぐっと遠くに伸ばす。ふくらはぎがしっかり伸び縮みするのを感じながら、10回ほど繰り返す。
2.椅子に座り、片足を太ももにのせ、足首をゆっくり大きく回す(足の指に手の指を組み込んで回すと動かしやすい)。左右それぞれ、時計回りに10回、反時計回りに10回を目安に。
「急にフワフワめまいがする」
— 久保 和也(Kazuya Kubo) (@kubo_tubo) June 2, 2026
そんな時は、足首を動かしてください。
①足首の曲げ伸ばし(背屈・底屈)を10回ずつ
②足首をグルグル回す
③足首を、温かくなるまで摩る
湿気や雨で足が冷えている or 水が下半身に溜まる方は、フワフワめまいを起こしやすいです。… pic.twitter.com/U2K9LGip1l
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▼久保和也さんの“かんたん養生”の記事はこちら
〈文・久保和也〉
久保和也(くぼ・かずや)

鍼灸師。東京・押上スカイツリー前「クボ鍼灸院」代表。世界中医薬学会アレルギー疾患専門委員理事。世界中医薬学会連合会耳鼻咽喉口腔科専門委員会理事。妻の産後の体調不良をきっかけに、東洋医学の道へ。鍼灸の力でより多くの人を元気にしたいと、東洋医学専門の鍼灸院を開業。一人ひとりの生き方や思考ともていねいに向き合い、身体的な不調の改善だけでなく、心の不調の改善も大切にしている。SNSでは暮らしに生かせる東洋医学を発信(総フォロワー16万人)。雑誌やメディアなど多数出演。近著に『ツボとお灸でからだが整う まいにちの東洋医学』(朝日新聞出版)。
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