• 「賃貸だから」「理想の内装じゃないから」と、いまの住まいをあきらめていませんか? 間取りや建具などの制約があっても、工夫次第で自分をいやしてくれる空間はつくれます。賃貸マンションで試行錯誤しながら、日々の暮らしの改善を“生活研究日記”として発信するインテリアプランナーの岩部圭子さんに、賃貸での家具選びの考え方とコツについて聞きました。明日から無理なくできる、“居心地のいい部屋を育てる”ヒントを教えてもらいます。

    賃貸の家具選びの考え方③
    「好きな家具」を、部屋づくりの起点にする

    画像1: 賃貸の家具選びの考え方③ 「好きな家具」を、部屋づくりの起点にする

    「引っ越したら、この家具が合わなくなるかもしれない」

    そう思って踏み出せないとき、少し発想を変えてみてほしいのです。多くの人は、「部屋に合う家具」を探します。でも、私は逆のほうがおすすめ。

    「好き」と心から感じるものを思い切って取り入れて、そのものを起点に、ほかのものもそろえていく。

    引っ越した先で、「この椅子が似合う部屋にするには、どんなラグがいいかな」「カーテンはどんなものを合わせよう」そんなふうに考えればいい。

    引っ越しのたびに替わることの多いアイテムを、好きな家具に合わせて選んでいく。好きな家具を起点に部屋をつくっていくイメージです。

    そう考えられるようになってから、「賃貸だから」という言葉の重さが、ずいぶん変わってきました。

    画像2: 賃貸の家具選びの考え方③ 「好きな家具」を、部屋づくりの起点にする

    そして気づいたことがあります。ちょっと背伸びして迎えた憧れの家具が、ひとつ、またひとつと増えて、一緒に次の場所へ移動するとき、すごく愛着を感じるのです。

    人生の長い時間をともにしてきた、好きなものが自分にはあるという心強さ。それは何ものにも代えがたい気がしています。

    「まだ早い」と思わずに、大切にしたいと感じたものはぜひ思い切って迎えてほしい。長く一緒にいるほど、その家具はきっと、あなたの暮らしの相棒になっていきます。

    家は変わっても、好きなものは一緒についてくる

    「いつか」という言葉は、未来への楽しみでもあります。

    でも、その“いつか”を待っている間にも、暮らしは続いていきます。

    好きなものと暮らす豊かさは、「いつか」ではなく、今日から始めてみるのはいかがでしょうか。

    【今日の生活研究日記】
    賃貸暮らしの家具選び

    ☑ 部屋のサイズに左右されないものから迎えてみる(椅子、照明、アートなど)

    ☑ 憧れの家具を迎えるなら、「毎日自然と目に入る場所」に置けるものから優先する

    ☑ 「部屋に合う家具」を探すより、「好き」を起点に部屋をつくる発想に変えてみる

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    画像: 家は変わっても、好きなものは一緒についてくる

    岩部 圭子(いわべ けいこ)
    インテリアや生活雑貨のブランドで、WebコンテンツやSNSの企画・制作に携わったのちインテリアプランナーとして独立。「素敵な部屋に憧れるばかりだった自分」の経験をもとに、いまある住まいの中で少しずつ好きな空間を育てていく方法を発信している。インスタグラムやブログのほか、オンラインで部屋づくりの相談を受けながら、暮らしとインテリアを自分のものさしで楽しむヒントを届けている。
    インスタグラム:@be___him
    インテリア相談室:https://behim.blog/



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