• 大人のひとり旅は、「無理をしない」からこそ楽しいもの。旅は、日常を離れて新しい景色や価値観に出合い、自分自身を見つめ直す時間です。そんな旅の楽しみ方を綴った『新しい大人ひとり旅』。スタイリスト・地曳いく子さんが、海外ロケで培った経験をもとに、少ない荷物で自由に旅する工夫を紹介しています。今回は、初めての大人のひとり旅におすすめの場所や、心構え、最低限の必要なアイテムを伺いました。

    「大人ひとり旅」にぴったりの海外旅行先は?

    近い。おいしい。韓国は「海外大人ひとり旅」にぴったりの場所

    ── 少しがんばって「海外に行きたいな!」そんなときは?

    「私がひとり旅初心者だったら、2~3日でも十分楽しめる近場の国を選びますね。韓国はいいですよ。以前は言語の問題があったけど、いまはGoogleの翻訳機能が発達し、カメラで文字を撮影すればハングルも翻訳してくれるように。ひとりでも不安になりません。『好きな韓流ドラマに登場するデパートに行って洋服を見る』を目的にするのもいいですよね。洋服はちょっと高くて買えないなと思ったら、食堂街やデパ地下を楽しみましょう。いまの韓国はモダンと伝統が融合している場所が多く、とくに高級デパートの食堂街は面白いですよ。宮廷料理のようなものがランチでいただけるし、マッコリも上品な味わい。お土産にはデパ地下で、高級韓国のりや、ごま油の小さいサイズを自分用に買うのがおすすめ。韓国のりはカットされたものではなく、一帖サイズがおいしいので、ぜひ購入してみてください」

    インターネットがすぐに使える環境を出国前に整えておけば安心!

    ── さらにネット環境の変化も、ひとり旅には便利になっているとか。

    「詳細は私の本でも紹介していますが、日本にいる間に、海外ですぐ使えるeSIMのサービスに申し込んでおくと安心です。ただしお使いのプランによっては、もともと海外パケット使い放題が付いている場合も。お使いのプランをまず確認し、現地でスムーズにインターネットが使えるようにしておきましょう」

    防犯用のサコッシュ、パスポートのコピー、保険も必ず入っておこう

    ── セキュリティ対策などで「これは必要!」と思うものは?

    「服の下につけられる薄手のサコッシュは、スマホやパスポートを入れられて防犯になります。パスポートのコピーも何枚か取っておき、下着の袋などに分散させましょう。これも本の中で詳しく顛末を書きましたが、私自身、コピーを取っていたことで、パスポートを盗まれたときに最悪の事態から逃れることができました。あと気になるのは保険ですよね。これは必ず入りましょう。お使いのクレジットカードに保険が付いている場合もありますが、足りなければ個別で追加してください。健康保険制度が充実している日本と違い、海外での医療費はちょっとしたことでもばかになりません」

    近場から、少し足を延ばした海外まで大人ひとり旅の極意を教えてくれた地曳さん。次回はさらに、旅のスタイルを深掘り。いま、必要なアイテムも詳細に紹介していきます。

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    『新しい大人ひとり旅』(地曳いく子・著/扶桑社・刊)

    『新しい大人ひとり旅』(地曳いく子・著/扶桑社・刊)

    『新しい大人ひとり旅』

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    おひとりさまこそ、いまが行きどき。
    体力を温存しながら食も観光も満喫する、大人世代ならではの、新しい旅へ!


    人気旅エッセイが、ポケットサイズで新登場!
    書き下ろし「京都開運&神社厄除け旅」ほかを収録

    若いころと違って、大人の旅に無理は禁物。ひとり旅なら、思う存分のんびりすることも、予定を急に変えることも、誰にも気兼ねする必要がありません。本書では、人気スタイリストで旅の達人である地曳いく子が、大人ひとり旅の魅力をご紹介。荷物を軽くするコツ、少ない服で華やかに着回す方法、失敗しないホテルの選び方などをユーモアたっぷりに綴ります。文庫版書き下ろしとして、「京都開運&神社厄除け旅」のエピソードも収録。すべてのことは一期一会。さあ、身軽な旅に出かけましょう!

    ・荷造りが10分で終わる「ポーチ別収納」
    ・コインロッカー代、宅配便代はケチらない
    ・ファッションと防寒を兼ねてストールは2枚持つ
    ・旅先のひとりごはんはランチにこそお金をかける
    ・クレジットカードは磁気式1枚じゃダメ
    ・お土産は「帰宅した夜や翌日に食べるもの」を
    ・ChatGPTで自分専用の旅スケジュールをつくる
    ほか、旅のコツをたっぷり掲載!

    ※本書は2023年に出版された単行本『大人の旅はどこへでも行ける 50代からの大人ひとり旅』(扶桑社刊)を加筆修正し、新章を加えたものです



    <取材・文/石井絵里>

    画像: 防犯用のサコッシュ、パスポートのコピー、保険も必ず入っておこう

    地曳いく子(じびき・いくこ)
    1959年生まれ。スタイリスト。文化学院専門課程美術科卒業。スタイリングのみならず、バッグや洋服のプロデュースやトークショー、TV、ラジオで幅広く活躍中。『60歳は人生の衣替え』、漫画家・槇村さとるとの共著「BBAババア上等シリーズ」(ともに集英社)、『服を買うなら、捨てなさい』『着かた、生きかた』(ともに宝島社)など著書多数。
    インスタグラム:@ikukoluv
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