• 「私は私のままでいい」と思えること。それが心を満たす土台となります。今回は、いますぐできる「自己肯定感」を高めるための2つのワークを、自己肯定感理論の第一人者である中島輝さんに教わりました。
    (『別冊天然生活 心と体が若返る小さな習慣2』より)

    高い自己肯定感は伝染して、自分にも返ってくる

    画像: 高い自己肯定感は伝染して、自分にも返ってくる

    「自己肯定感が高くなると、起きた出来事を再解釈する力がつきます。『最悪』『なんで私ばかりこんな目にあうのだろう』ではなく、肯定的に受け入れることができるのです。たとえば、出かける寸前に雨が降ってきたときも『畑の野菜たちは喜んでいるかもしれない』と思えれば、心にゆとりが生まれ、表情も明るくなります」

    ひとつひとつの出来事にポジティブな意味づけをしていくことは、自分の感情を放し飼いにせずに、コントロールできているということです。そしてそれは、自分が人生の主導権を握り、決定権をもっているという実感につながっていきます。すると、自信がもて、自分自身をより大切にできるし好きになれるといいます。

    「自己肯定感の形成は、幼少期の生育環境が大切、という印象がありますが、40代50代、それ以上の年代になっても高めることができます。まずスモールステップで、できることから習慣づけをして。もし続かなくても続かないことを受け入れて大丈夫。また新しくスタートすればいいんです」

    習慣づけに有効な方法のひとつに「ピアプレッシャー」があります。これは周りの人になんでも宣言すること。人に伝えることで自分に軽い負荷をかける方法です。ここでのポイントは何個も宣言することだそう。

    「10個いったら3個くらいはできるもの! それが自信になります」と中島さん。できなくても何度でもやり直す、周りの人に宣言する、この2つを心に留めてみてください。

    「自己肯定感が上がると、あなたの周りの人にもいい影響があります。なぜなら、自己肯定感は伝染するから。笑顔でほがらかで感じのいいあなたの近くにいると、お子さん、夫、親御さん、職場の人、友人……、みんなが気持ちよく安心できるのです。自分も周りの人も大切にして、もっともっと豊かな心で、人生をカラフルなものにしていきましょう」

    「自己肯定感」を上げる2つのワーク

    「自己肯定感は状況によって高低があります。それは自己肯定感が6つの『感』で支えられているため。この6つは密接につながり、影響し合っています」

    「自尊感情」 自分に価値があると思える感覚
    「自己信頼感」 自分を信じられる感覚
    「自己受容感」 ありのままの自分を認める感覚
    「自己決定感」 自分で決められる感覚
    「自己効力感」 自分にはできると思える感覚
    「自己有用感」 何かの役に立てている感覚

    1.自尊感情を高めるワーク
    やりたいことを100個書き出す

    画像: 1.自尊感情を高めるワーク やりたいことを100個書き出す

    やりたいことをひたすら書き出す「ウィッシュリスト」。自分の願いを箇条書きでノートに書いていくワークです。20分以内に100個書くことを目指します。

    考える時間を短くすることで「これは現実的ではないな」などのブロックが外れ、潜在意識にある願いや希望がどんどんと可視化されます。

    リストが書けたら、全体を見直しましょう。100個の中に同じような項目があることに気づくはずです。それがあなたのやりたいことであり、いま、必要なことです。

    優先順位を書き込み、行動にうつせたら「済」マークをしていくと達成感が高まります。

    2.自己有用感を高めるワーク
    やらないと後悔することを書き出す

    画像: 2.自己有用感を高めるワーク やらないと後悔することを書き出す

    「もしあなたが5年後に死ぬとしたら、後悔しないために何をしますか?」こんな問いに答えるように、考えながら書き記していきましょう。

    このワークは時間をかけてOK。考える時間が、過去を正しく振り返り、いまを確認し、これからの楽しい未来に向かって、しておきたいことを客観視させてくれます。

    書き出せたら、そこから5つを選び、さらに「これをしなければ絶対に後悔する」と思う順番にランキングをつけて、理由も記します。

    書いたものを眺め、「気づいたこと、感じたこと、これからの人生に生かしたいこと」も書き留めましょう。

    本記事は『別冊天然生活 心と体が若返る小さな習慣2』(扶桑社)からの抜粋です

    〈イラスト/赤池佳江子 取材・文/飯作紫乃〉

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    中島輝(なかしま・てる)
    心理カウンセラー・自己肯定感アカデミー主宰・一般財団法人自己肯定感学会代表。30年以上にわたる研究と実績から、独自の自己肯定感理論を確立。著書に『自己肯定感の教科書』(SBクリエイティブ)など。



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