「ひとりランチ」ほど糖質に偏りやすい傾向が
家族と食卓を囲む夕食では、肉や魚、野菜など、複数のおかずを食べる人でも、ひとりになると「お昼はうどんだけ」「食パンとコーヒーで済ませる」「コンビニのおにぎりだけ」など、食事が単品になりがちです。
このような食事は、糖質の割合が高くなる一方、タンパク質や食物繊維が不足しやすくなります。「おなかを満たす」ことと、「体に必要な栄養を満たす」ことは同じではありません。

もうひとつ見落としやすいのが、飲み物から摂る糖質です。
食後の甘いカフェラテ、加糖ミルクティー、ジュースなどには、商品によってかなり多くの糖質が含まれています。液体の糖質は、満腹感を得にくい一方で、比較的速やかに吸収される特徴があります。
そのため、甘い飲み物などをとると、糖質が速やかに吸収されて血糖値が急に上がり、一時的に元気になったように感じることがあります。しかし、その後、血糖値が比較的速く低下すると、再びだるさを感じたり、甘いものが欲しくなったりすることがあります。よって、このようなサイクルを繰り返している人は要注意です。
こうした人にみられやすい食べ方のひとつが、朝食をほとんど食べず、昼食を麺やパンだけで済ませ、午後にお菓子を食べるというパターンです。「疲れると甘いものが欲しくなる」という人は、甘いものだけでなく、1日の食事全体も振り返ってみましょう。

〈文/梶 尚志〉

梶 尚志(かじ・たかし)
梶の木内科医院院長、七夕医院総院長。
総合内科専門医、腎臓専門医、家庭医、日本抗加齢医学会専門医。
2000年、岐阜県可児市に梶の木内科医院を開設。年間約5万人の患者を診察するなかで、通常の診察では解決できない不調が多いことに危機感を感じ、改善策を模索。分子整合栄養医学との出会いをきっかけに、不調の原因が栄養状態にあることを確信する。以来、栄養学的なアプローチから治療と生活指導を行い、2025年7月に名古屋分院、名古屋七夕医院名古屋院を開院、多くの女性の不調の改善に取り組んでいる。





