『天然生活』誌上に、2012年11月号から2014年3月号まで掲載された、人気連載「松田美智子の季節の仕事」。その中から、「干し野菜」を取り上げた記事を紹介します。今回は、干しきのこを使った、滋味豊かな「干しきのこと豆腐の小鍋仕立て」をつくります。
(『天然生活』2012年11月号掲載)
(『天然生活』2012年11月号掲載)
干し野菜の「理」は旨みと栄養の相乗効果. 松田美智子
干しきのこと豆腐の小鍋仕立てのレシピ
ゆっくりもどした、もどし汁と一緒に煮るから、だしいらずで、驚くほど滋味豊か。いろいろなきのこの風味で楽しさも満点。
材料(2人分)
- 干ししいたけ 4個
- 干ししいたけの軸 4本
- 干ししめじ 1/2パック分
- 干しまいたけ 1/2パック分
- 水 2カップ
- しょうが(みじん切り) 大さじ1
- 酒 1/4カップ
- 塩 小さじ1/2
- 水溶き片栗粉(片栗粉を同量の水で溶いたもの) 大さじ1〜2
- 絹ごし豆腐 1/2丁
- 薄口しょうゆ 大さじ1
つくり方
- 干したきのこ類は、2カップの水に3時間ほどつけてもどし、しっかり水けをしぼる。干ししいたけの傘と軸は手で割く。
- もどし汁に水を加えて3カップにし、土鍋に入れて煮立て、1のきのこ類としょうがを入れ、酒と塩を加え、10分ほど味をふくむまで煮る。
- 仕上げに水溶き片栗粉で軽いとろみをつけ、3~4等分に手でくずした絹ごし豆腐を加える。ひと煮立ちしたら火を止め、薄口しょうゆで味をととのえる。好みで赤とうがらし、粉山椒、こしょうをふる。
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<料理/松田美智子 撮影/川村 隆 取材・文/小松宏子>
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった四季の保存食づくりをベースに、現代の生活でも無理なくできる、季節の食の楽しみを提案。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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