(『天然生活』2015年5月号掲載)
鯛 旬 3~6月

鯛は、艶やかな桃色に包まれた姿の美しさとともに、さわやかなおいしさで、だれをも魅了します。一年を通じておいしい魚として知られていますが、桜の咲く時季にとれる「桜鯛」はまた格別。
切り身の鯛に塩をふり、焼いてから、しょうがと一緒に炊く鯛めし。炊き上がったら小骨を外し、鯛の身を、ごはんと混ぜます。口に運んだ瞬間に、表情がつい、笑顔になります。
鯛めしのつくり方
切り身を使って手軽に鯛めしを。写真は土鍋ですが、炊飯器でもおいしくつくれます。

材料(2人分)
| ● 米 | 1.5合 | 
| ● 鯛の切り身 | 1切れ | 
| ● しょうが | 20g | 
| ● 昆布 | 5cm角2枚 | 
| ● A | |
| ・淡口しょうゆ | 大さじ1/2 | 
| ・しょうゆ | 大さじ1/2 | 
| ・酒 | 大さじ2 | 
| ・みりん | 小さじ1 | 
| ● 万能ねぎ | 2~3本 | 
つくり方
1 米をといでざるにあげ、30分ほどおく。
2 しょうがは皮をむき、せん切りにする。
3 鯛は両面に薄く塩少々(分量外)をふり、皮目に切り目を入れ、グリルで焼く。
4 炊飯器の中に1の米を入れ、Aの調味料、1.5合の目盛りまで水を加えてひと混ぜし、2、3と昆布をのせて、普通に炊く。 ※ 土鍋で炊く場合は、水の分量は275mlにする。
5 炊き上がったら昆布を取り出し、鯛の骨を手で外し、しゃもじで鯛の皮を切りながら、身をほぐすように混ぜる。小口切りにした万能ねぎを散らす。
<料理・スタイリング・文/長谷川弓子 撮影/川村 隆>

長谷川弓子(はせがわ・ゆみこ)
東京都出身。料理家、栄養士。明治大学卒業後、社会人経験をしたのち、近茶流宗家・柳原一成氏、柳原尚之氏に師事し、日本料理を学ぶ。現在、聖徳大学短期大学部専任講師として、調理実習等を担当する。とくに好きな魚はあじ。「海に囲まれた国に生まれたからには、ぜひ、魚料理に親しんでいただければ」」
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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