昔から、大切に受け継がれてきた、四季折々の家仕事は、理にかなった、先人たちの知恵の結晶です。 今回は、「びわのコンポート」のつくり方を、ステンシル作家で料理研究家のホークスみよしさんに教わります。
『家仕事ごよみ』より
『家仕事ごよみ』より
びわのコンポート 五月から七月
びわは水分たっぷりで瑞々しくほのかな甘味が魅力。傷みやすいので、すぐに食べられない場合は、コンポートにしておくのがおすすめです。
「コンポートは火を止めたあと、冷えていくときに、シロップの甘味がしみ込んでおいしくなります。ジャムほど甘味が強くないので、果実本来の食感や風味が楽しめます」(ホークスみよしさん)
用意するもの(つくりやすい分量)
● びわ | 500g |
● 砂糖 | 100g |
● あればコアントロー | 大さじ1 |
つくり方
1 びわはへたを取ってふたつ割りにして、中の種を除き、皮をむく。
2 ホウロウまたはステンレスの鍋に、1を入れ、ひたひたの水を注ぎ、砂糖をふり、強火にかける。
3 沸騰したら3分くらい煮て、火を止め、あればコアントローを加える。
4 約15分、煮沸消毒した瓶に入れ、すぐにふたをして保存する。
<文/野上郁子(オフィスhana) イラスト/赤井稚佳>
ホークスみよし
ステンシル作家で料理研究家。イギリス、クウェート、湘南での生活のあと、那須に移住。森の自然を題材としたステンシル作品を制作しながら、地元の自然食材を生かしたおいしいレシピも発表している。
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